資料提供:AIで属人化を解消した企業が、次に直面しうる「属AI化」リスクとは?
こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

今日はちょっと医療×AIの話を(^^♪
先日、NTTデータ経営研究所さんが出していた記事を読んで、「これ、まさに今、うちの法人が直面しかけてる話だ・・・・」と思ったのでご紹介です。8月17日公開の記事↓
AIで属人化を解消した企業が、次に直面しうる「属AI化」リスクとは?
「属人化」の次は「属AI化」!!
医療業界って、ずーっと「属人化」に悩まされてきた業界だと今井は思っています。ベテラン看護師さんの経験知、特定の医師にしか分からない患者さんの背景、担当者が変わると途端に対応の質が落ちる・・・・在宅医療なんてまさにその塊で、「あの患者さんのことは〇〇さんに聞かないと分からない」なんてことが日常茶飯事かなと。
だからこそ今井のところでも、経営資料の一次読み込みとか、月ごとの課題抽出とか、AIにガンガン活用していこうとしています。正直、すごく助かっている(^^♪ 属人化していた「気づき」の部分が、AIのおかげで誰でも一定レベルで、感情抜きで拾えるようになってきた実感があります。
でも、この記事を読んで「ハッ」としたんです。
属人化を解消したつもりが、依存の相手が「人」から「AI」に変わっただけなんじゃないか、っていう(^^♪
記事の言葉を借りると、AIが業務判断の前提そのものになってしまうと、「なぜその判断を正しいとしたのか」を、企業(=法人)として説明できなくなるリスクが発生する・・・最終的に人がハンコを押していても、その手前の「何を論点にするか」「何を根拠にするか」がAI任せになっていたら、それは実質、AIに判断を委ねているのと同じなんじゃないか、と。
これ、医療の現場に置き換えるとゾッとしませんか??
たとえば、AIが院内のマニュアルや過去の対応履歴を横断的に参照して「このケースはこう対応すべき」と提示してくれる。すごく便利。でも、その提示を鵜呑みにして、担当者が「なんとなく正しそうだから」と追認していくだけになったら・・・・。何か問題が起きたときに、「誰が」「何を根拠に」その判断をしたのか、医療者として、法人として説明できなくなってしまう。これはちょっとありえそうで怖いと思いませんか?
医療現場でこそ、この視点は避けて通れない!!
今井は今、下倉先生・中山両理事と一緒に、業務の標準化とかタスクシフティングとか、いろいろ組織づくりを進めているところなんですが、この過程でAI活用の場面もどんどん増えていっています。
と、そのときに大事なのはAIを止めることじゃなくて、
・AIにどこまで任せるか(境界)
・何を基準に採用・修正・却下するか(判断基準)
・何を根拠にしたと言えるか(判断根拠)
・誰が責任を持つか(責任と権限)
・後からちゃんと見直せるか(検証と更新)
この5つを、ちゃんと法人として設計しておくことなんだろうな、と。
正直まだうちも「なんとなく便利だから使っている」フェーズが大きいです(正直に言います(^^♪)。でも、AIを個人の作業効率化の道具として使うフェーズから、組織の判断を支える存在として使うフェーズに移った瞬間、これはもう「便利だから」では済まなくなる・・・医療は特に、人の命と生活に直結する判断が多い分野なので、この「属AI化」のリスクにきちんと向き合わない法人は、いずれ足元をすくわれるんじゃないかと今井は思っていますよ。
AIに任せるところは任せる。でも、判断の主権はちゃんと組織として握っておく。この両立、簡単じゃないですけど、避けて通れないテーマだなと、記事を読みながら改めて感じました。
みなさんはAIの活用、どうされていますか?活用しているつもりで<AIに使われている>という形になっていませんか?
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