在宅医療って夏と冬でこんなに違う——札幌ならではの話
こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です(^^♪
今回は「在宅医療と季節」というテーマでちょっとだけ書いてみようかなと思います。いや〜、今日もそうですが最近の札幌、本当に暑いですね(^^♪
「北海道はずっと涼しい」というイメージを持っている方も多いと思うんですが、最近の札幌の夏はそんな甘いものじゃなくなってきました。先日も訪問診療に出かけながら、「これ、本州と変わらないんじゃ・・・・」と思ったくらいです。
そこで今日は、在宅医療の現場が夏と冬でどれほど変わるのか、札幌ならではの話をしてみようと思います。
冬の在宅医療——これはもう、体力勝負!!
まず冬の話からしましょうか。
「北海道の在宅医療って大変そう」と言われたとき、みなさんが真っ先に想像するのはやっぱり冬ですよね(^^♪
これは正直、想像通りです(笑)
大雪の日の訪問診療は、まず車が動かないところから始まります。除雪が追いつかない路地に入れなかったり、駐車スペースが雪に埋まっていたり・・・・。医療バッグを持って雪道を歩くのは、なかなかの体力勝負です。
それだけじゃありません。
冬になると患者さんの体調が崩れやすくなります。外に出られないから運動量が落ちる。日照時間が短くなって気分も落ちやすくなる。乾燥で肺炎や気道感染のリスクが上がる。心不全や慢性疾患の増悪もこの時期に集中しやすい。
訪問診療の件数や緊急往診の頻度が、冬は明らかに増えます。
あと・・・・これは患者さん側の話なんですが、「冬だけ訪問診療を使いたい」という方が結構いるんですよね。雪が積もると通院が本当に危険になるので、冬の間だけ自宅に来てほしいという希望です。当院ではそういった相談にも対応していますよ(^^♪
夏の在宅医療——最近これが本当に油断できない
で、話変わって「夏について」です。
札幌でここまで暑い日が続くようになったのは、ここ数年の話だと今井は感じています。エアコンのない家がまだまだ多いのが札幌の特徴で・・・これが在宅医療の現場では深刻な問題になっています。
そこにプラスして高齢の患者さんは暑さを感じにくいんです。
「暑くない」と言っているけど、室内温度が30度を超えていた、なーんてことがまま現実にあります。「水分をとるんだよ!!」って伝えても、トイレが近くなるのが嫌でわざと飲まない方もいる。その結果の脱水・熱中症・意識障害・・・・
訪問した看護師やスタッフが「これはおかしい」と気づいて緊急対応につながるケースが、夏は本当に増えています。
定期的に訪問していて「顔色がいつもと違う」「なんとなく反応が鈍い」と気づけるのは、継続して関わっているからこそ。これは在宅医療チームの大切な役割のひとつだと思っています。
結局、在宅医療には「季節を通した関わり」が必要
冬は転倒・感染症・慢性疾患の増悪。 夏は脱水・熱中症・体力低下。
札幌の在宅医療は、この両極端な季節をどちらもカバーしていかないといけない。
だからこそ、「何かあったときだけ」ではなく「定期的に継続して診る」ことに意味があるんです。季節の変わり目に先手を打って対応できるのは、普段からその方のことを知っているからこそなんですよね。
皆さんのご家族や身近な高齢者の方、この夏の暑さの中で水分はちゃんと取れていますか?エアコンは使えていますか?
「最近なんか元気がない気がする・・・・」というサインを見逃さないようにしていただけると、1在宅医/かかりつけ医としては嬉しいです。
気になることがあれば、いまいホームケアクリニック・さっぽろみなみホームケアクリニック・暮らしによりそう診療所、どこでもお気軽にご相談ください(^^♪連絡お待ちしています。
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