在宅医療未経験の医師が当院に来て半年でどう変わるのか
こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です
当院には在宅医療の経験がほとんどないまま入職してくる医師が毎年います。というか在宅医療の経験のある先生の方が圧倒的に少ないです。病院勤務一筋だった先生、外来専門だった先生、専門診療科からキャリアチェンジしてきた先生・・・・バックグラウンドはさまざまです。
そういった先生方が半年経つとどうなっているか、今日はそんな話をしてみたいと思います。在宅医への転職を検討している先生の参考になればと考えています(^^♪
まず最初の1〜2ヶ月は、とにかくカルチャーショックの連続です(^^♪
病院医療では「検査して、診断して、治療する」という流れが基本ですよね。でも在宅医療の現場ではそれだけでは通用しないことがすぐにわかります。患者さんの生活環境、家族関係、経済状況、本人の価値観・・・・そういったものを全部ひっくるめて「どう支えるか」を考えないといけない。最初はそのスケールの広さに戸惑う先生がほとんどです。
「先生、これって医師の仕事なんですか?」と聞いてくる先生もいます。今井はいつも「医師の仕事かどうかより、この患者さんに必要かどうかで考えてみてください」とお伝えしています。
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そして半年が経つ頃には明らかに変化が出てきます。
まず夜間や週末の待機当番が、それほど怖くなくなります。「何かあったときにどう判断するか」の引き出しが増えてくるからです。訪問看護師さんからの電話に落ち着いて対応できるようになり、往診に出るべき状況とそうでない状況の判断が自分でできるようになってくる。これは経験を積まないと身につかないものですが、半年という時間は思っている以上に大きいです。
緩和ケアについても同様です。それまで終末期の患者さんをほとんど診たことがなかった先生でも、半年経つ頃には在宅緩和ケアの患者さんを受け持ち始めています。もちろん川端院長はじめベテランの在宅医&診療同行の看護師さんやスタッフさんが常にカバーできる体制を整えていますので、一人で抱え込む必要はありません。チームで動くからこそ、経験の浅い先生も安心して学べる環境があると思っています。
ただ今井が一番うれしいのは、スキルの話よりもマインドの変化なんですよね。
病院医療中心で育ってきた医師は、どうしても「医療で何とかする」という発想が強くなりがちです。でも在宅医療の現場では、医療だけで解決できることなんてそれほど多くありません。その人の生活を支えているのは、家族であり、訪問看護師であり、ケアマネであり、ヘルパーさんであり・・・・医師はそのチームの一員に過ぎない。
その感覚が腑に落ちてくると、医師としての関わり方が根本から変わってきます。「自分が何とかしなければ」という重さが少し軽くなって、「チームで一緒に考えよう」という姿勢に変わってくる。そういう変化を半年で感じられる先生が多いのかなと今井は感じています。
在宅医療に興味はあるけれど、経験がなくて踏み出せないという先生、ぜひ一度当院で働いてみませんか??
未経験でも半年あれば、きっと「自分にもできる」と思えるようになると思います。まずは見学から!お待ちしています(^^♪
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