【クリニック経営の視点から】なぜ当院は「複合体」を目指し続けるのか
こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です
1月1日のコラムでは、患者さんやスタッフにとって「複合体(クリニック×有床診×訪問看護×…)」であることのメリットを書きました。まぁ簡単に書くと「外来・在宅・入院」のカードを全て持っているからこそ、患者さんの人生を途切れさせずに診ることができる、という話でした。臨床面メインの内容です。
今回は少し視点を変えて、「経営」の話をしたいと思います。
同業の先生方やコンサルタントの方から、よくこう言われます。
「先生、なんでそんなに手を広げるんですか? 在宅だけに特化した方が、経営効率も利益率もいいでしょう?何より楽だし」と。
おっしゃる通りです(^^♪ 単機能のクリニックの方が、設備投資も軽いし、スタッフ管理もシンプルで楽です。 それでも今井が「複合体」を目指し続けさらにそれを深化させようとするのには、明確な経営的な理由があります。
今日はその「裏側」を、全てではないですがちょっとだけお話しします。
1.「制度変更」という荒波に耐えるためのポートフォリオ
医療・介護業界は、常に「診療報酬改定」という巨大な波にさらされています。もし当院が「在宅専門」一本足打法だったとしたら? 在宅医療の点数がガクンと下げられた瞬間、経営は危機に瀕します。逆もまた然りです。こういう状態で100年続く医療機関を作りたいと考えたとき、OKでしょうか?違いますよね。
しかし、我々は複合体です。 在宅があり、外来があり、入院(有床診療所)があり、訪問看護がある。 この「事業ポートフォリオ」を組んでいるからこそ、どこかの部門が逆風を受けても他の部門でカバーできます。 経営が安定しているからこそ、スタッフに安心して働いてもらえるし、患者さんに継続的な医療を提供できる。
「複合体」であることは、地域医療を守るため、法人存続のための最強のリスクヘッジなんだと今井は確信しています。
2.「断らない」ことが生む、圧倒的な信頼資産
経営論としてもう一つ重要なのが、「ブランディング」です。
「うちは在宅専門なんで、入院が必要になったら自分で病院探してください」 「うちは外来だけなんで、通えなくなったら他を当たってください」
これでは、地域の事業所、例えばケアマネさんや訪問看護さん、または患者さんとそのご家族からの「絶対的な信頼」は勝ち取れません。
「困った時は、青葉(いまいホームケアクリニック)に相談すれば、外来でも在宅でも入院でも、なんとかしてくれる」 この「ワンストップの安心感」こそが、当院の存在価値そのものかなと今井は考えていますよ。
この信頼が積み重なるとどうなるか? 広告宣伝にお金をかけなくても、自然と患者さんが紹介され、地域から必要とされ続ける・・・ 結果としてそれが最も効率的な経営につながると今井は確信しています。
3.組織の「血流」を止めない
最後に組織論。 同じ場所で、同じことだけを繰り返している組織は、どうしても澱(よど)みます。
当院では、外来⇔在宅⇔病院と、部門を超えた連携が日常です。 「外来の論理」と「在宅の論理」と「病棟の論理」がぶつかり合うことで、良い意味での摩擦が起き、スタッフが育つ(ハズ(^^♪)。
異なる機能を持つ部門が混ざり合う「複合体」だからこそ、組織の血流が常に巡り、イノベーションが起きる。 人を育てるためにも、この複雑な構造がいいんじゃないかなって今井は考えていますよ。
まとめ:茨の道ですが、一緒に歩きませんか?
効率だけを求めるなら、複合体なんてやらない方がいいかもしれません。 運営、調整は大変だし、組織運営の難易度は高い。正直、茨の道です(^^♪
でも、「2030年、またはそれ以降の札幌、地域医療」を考えたとき、生き残れるのは、そして本当に地域を支えられるのは、単機能のクリニックではなくこうした「地域包括ケアの縮図」のような複合体だと、今井は確信していますよ。
ということで最後に言いたいことをはこれです↓↓
「経営効率」よりも「地域のインフラ」になることを選ぶ。 そんなちょっとクレイジーで、最高にやりがいのある「外来×在宅×病棟の複合体経営」に興味がある医師の方、事務長候補の方。ぜひ一度、当法人に見学に来ませんか? 当院の「カオスだけど熱い現場」をご案内しますよ!!
連絡お待ちしていまーす(^^♪
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