在宅医や訪問看護師として本当にスキルアップしたいなら、避けては通れないこと
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
在宅医として活動を始めてから既に13年が経ちました。本当に時が経つのが早いですね。
さて先日最近訪問看護を始めた看護師さんから「先生が在宅医としてレベルアップした時っていつですか?」と聞かれました。うーん、鋭い質問ですね・・・あんまり考えたことなかったですが、少し考えた後、こう答えました。
「この10年近くの間で大きく成長したなと感じた時は二つあって、一回目は開業してからの3年間、2回目は5年くらい前の2017年~19年くらいかな」と。
1回目はひたすら365日24時間一人で在宅医療にどっぷりつかり、土日夜間も関係なくかなりハードに働いていた時期でした。在宅医としてのスキルがなかったこともあるので働けば働いただけスキルが伸びるのは当然だったのですが、やはり一番成長に寄与したのは「密度の濃さ」だったと思います。
単純に8時間労働で1000時間仕事するのと、16時間労働で1000時間仕事をするの、時間としては同じと皆さん同じと感じるかもしれませんが、成長の度合いは全く違います。
自分は皆にそうしろ、なんて絶対にいいませんが、在宅医として、訪問看護師としてある段階を突き抜けていくためには、そうした密度の濃い時間を経験することは絶対避けては通れない道だと思っていますよ。(個人的には、訪問看護で待機をしない看護師さんは絶対突き抜けたレベルの看護師にはなれない、とも思っています。夜間土日の修羅場の経験ないと片手落ちかなと。)
ちなみに2回目の成長を感じた時は、朝7時からの外来診療を始めた時ですね。外来&在宅で診療時間を長くしていた時、見える景色、視野が広がったと感じましたよ!(^^)!
ブログの題にあるように「在宅医や訪問看護師として本当にスキルアップしたいなら、避けては通れないこと」は、自分は一定期間(半年~3年単位)診療や看護に120%フォーカスした時を過ごすこと、だと考えています。ずっとその状態続けろ、なんて無理なんで言いませんが、人生の一時期だけ(それもできるだけ若い時に)そんな時間の使い方をするのは職業人として悪くないんじゃないかなと個人的には思っています。
まぁ昨今の働き方改革で仕事に対しての考えは人それぞれですし、自分も事業主としての立場ならスタッフにはそんな働き方はしちゃあんまりダメよ、とは言うと思いますが、上記に関しては自分の経験上は事実としてそうだった、と皆さんにお伝えしたいと思います!(^^)!
皆さんのご意見はどうですか?自分がスキルアップした時っていつですか?そしてその理由はなんでしたでしょうか?
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