在宅での穏やかな看取りのために必要なこと、そして絶対にいらないこと
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
地域包括ケアの時代には病院での看取り数<在宅での看取り数、となるはずですが、現実まだまだ人数としても意識としても在宅看取りが主流にはなっていないですね。その原因はなんでしょうか?
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在宅の医療者ならば在宅での穏やかな看取りを実現するために必要なことってあること、理解していますよね。また逆に在宅看取りのためにいらないことももちろんあるはずです。少し書いてまとめてみたいと思います。
在宅看取りのために必要なこと
①24時間対応できる在宅医
②患者さんのケアを丁寧にできる訪問看護師
③医療者と連携できるケアマネさん
④理解ある退院調整
⑤患者さんを不安がらせない病棟看護師
⑥無理な治療を強要しない病院医師
⑦介護者のレスパイトのための適切な通所施設(もしくはヘルパー支援)
⑧患者さん家族が在宅チームを信頼すること
⑨適切な緩和ケア
⑩患者さん家族の変わらない意思
在宅看取りのために絶対いらないこと
①コールにでない在宅医
②目的意識のない訪問看護師
③一人で動いてしまうケアマネさん
④いつまでもされない退院調整、もしくはカンファレンスしてからも長くかかる退院調整
⑤在宅を知らない病棟看護師
⑥いつまでも病院への通院を強要する病院医師
⑦レスパイトが利用できない環境
⑧患者さんや家族が極度に不安感が強く死に向き合えないこと
⑨緩和ケアが存在しない
⑩明確な意思表示がない
どうでしょうか?まぁ上記の逆の内容です!(^^)!
自分の経験を振り返ってみると、最近穏やかな在宅看取りができない原因として多いのは④いつまでもされない退院調整、もしくはカンファレンスしてからも長くかかる退院調整⑥いつまでも病院への通院を強要する病院医師⑦レスパイトが利用できない環境、の3つが特に大きな因子なのかなと感じていますよ
皆さんのまわりはどうですか?ご意見あれば教えて下さいね。
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