公開日:2023年12月01日

尾崎先生の発言には賛成します<尾﨑治夫・東京都医師会長 医療保険制度改革を語る(上) 「医療費上げないしくみを」>

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

普段東京新聞なんかは絶対に見ないんですが、医療系の記事でちょっと気になる記事を見つけたので読んでみました。都医師会の尾崎先生が診療報酬改定に関して述べられているんですが、内容には個人的には大賛成です。皆さんも是非一読してみてください。11月30日東京新聞より

尾﨑治夫・東京都医師会長 医療保険制度改革を語る(上) 「医療費上げないしくみを」

要旨としては

①医療者の賃上げなど診療報酬で対応しなければ現場が持たない

②ただ財務省の医療費削減という声も10年スパンで考えた時には十分理解できる

③なのでやるべきことは診療報酬という医療行為の単価を下げるのではなく、保険給付の範囲を制限する形で無駄を削減すべき!

 

しごく真っ当なこと言ってますね。命に直結しない医療行為やある程度セルフメディケーションで対応できるものに関しては保険給付からはずしてはどうか?というのは国民は皆ある程度納得できるのではないでしょうか?

問題なのは国ですよね・・・診療報酬改定は医療界(医師?)を悪者にするだけで済む問題ですが、保険給付の範囲の制限は国全体での議論が必要になります。それはかなりメンドクサイですよね・・・・・

付け加えるなら今井は生活保護や小児の医療費の自己負担0も絶対辞めるべきだと思います。低額自己負担や一度払って還付にするなど、少しだけ制度を改定するだけでだいぶ医療の無駄が避けられると考えていますよ。

 

医師会の中で最大の都医師会からも保険給付制限の話が出てきました。この議論の先には、パンドラの箱が開いた後には何がのこるのか・・・まさか神話と同じで希望でしょうかね!(^^)!

 

皆さんは診療報酬は単価を下げるべきだと思いますか?保険給付の範囲を制限するべきだと思いますか?それとも両者とも行わないで診療報酬を挙げるべきだと思いますか?どう考えますか?