こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

１１月２２日に第５６６回中医協総会が開催されましたが、そこでリフィル処方せんについての振り返りがなされました。次回の診療報酬改定でどうなるのか・・・・資料を読んでおくことは悪くないと思うので以下に提示してみたいと思います。

第566回　中央社会保険医療協議会 総会

より

個別事項（その５）について　から

時間ない人ようにざっくりと３点にまとめると

①リフィル処方せんの普及は全然進んでいない

②リフィル利用者の満足度は高いが医師が利用に積極的ではない

③施策としてもっと利用率が上昇するように取り組む必要がある

ということになります。

まぁこんなの前回の改定で予想された通りでしたがね・・・かかりつけ医制度の推進とともに一体となってやっていかないと診療所、病院側にメリットが全くない現状のままではこれ以上の発展はないでしょう。

リフィルを推進する上で気になることは

①誰が慢性疾患の体調変化時の対応をするのか（普段診ていない患者さんの対応って信頼関係の問題やそもそも日常の状況みていなんで難しいんですよね）

②診療報酬上の制度は（評価をどうするのか、また査定されたときは薬局が査定されるのか、医療機関が査定されるのか、など）

③今後オンライン診療も普及されると思うので将来的にどうしていくのか

という医療上の問題、診療報酬など制度上の問題、将来性の問題からよく考えて制度設計、また国民に説明していく必要があるのかなと思いましたよ。（長期的にはリフィルは活用されていく形になると今井個人としては考えています。）

皆さんはリフィル処方せんを取り巻く現状についてどう考えますか？

＊追記

ミクスオンラインで１１月２４日の関連記事見つけましたのでご紹介しますね。興味ある方一読どうぞ↓

リフィル処方箋推進へ　支払側・松本委員「かかりつけ医機能で評価も」　生活習慣病視野　中医協総会