必要なのは”時間外申請の制限”ではなく”業務の選択と集中”では?<名大病院、時間外の教育・研究を無給に 内部文書で原則「自己研鑽」>
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
2024年から本格的に開始になる医師の働き方改革ですが、これまでの報道&色々な見聞きした情報をまとめると、全体的に病院はこれまでと同様の勤務はしてもらいつつも自己研鑽の割合を高める、つまり時間外の申請は認めない方向で調整している所が多そうですね。
そんな中とある大学病院が現在問題になっています。それは・・・名古屋大学です。何が?というのはまぁご自身で読んでください。以下ヤフーの記事よりどうぞ↓
名大病院、時間外の教育・研究を無給に 内部文書で原則「自己研鑽」
「・・・ 朝日新聞が入手した内部文書によると、名大病院は、医師の勤務時間内の行為はすべて業務として扱う一方、時間外の診療・教育・研究については、業務か自己研鑽かを判断するための「区分表」を作り、昨年11月から適用。教育と研究についても一部を時間外労働として認めた。 その結果、昨年11月~今年3月、職員への時間外手当の支払いは月3千万円ほど増えた。病院は4月、「病院経営が立ちゆかなくなる」として、時間外労働を減らしていく方針を打ち出した。 区分表から教育と研究の項目をすべて削除し、勤怠システム上も、上司の許可なく時間外申請はできないよう変更した。」
まぁ一番単純な解決策ですがこれって働く方からみたら全く何も解決にもなっていないですよね!(^^)!時間外申請を抑えるのではなく、根本的に改善するのであれば”業務の選択と集中”が必須かなと今井は思います。
大学病院であれば業務のタスクシフトの推進が必須でしょうし、そもそも研究・臨床・教育という3つの業務をどう整理していくのかを考えなければいけないですよね。個人的にはこの3つのうちできても2つだけ・・・何を切り捨てるかの議論になるかと思います。
臨床?研究?教育?どれって名言するのは難しいですが、一番削ぐべきなのは現状では教育になるんでしょうかね。将来的には臨床の割合が減って教育を充実させることになるのでしょうが、今現在だとそうならざるを得ないのかなと。
色々考えさせられますね。いずれにせよ来年からきちんとした体制をとらない医療機関は勤務者意識が高くなる医師からはそっぽを向かれること間違いなしです。どう組織が生きのこるために変革していくのか、各大学病院や医療機関の施策も注視していきたいと思います。
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