公開日:2023年06月27日

現状では医師の働き方改革は医師の質の低下に直結するのではないかと考えています。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

先日大学にいる先生と話をする機会があったのですが、今の研修医の先生への指導方法について悩んでいる、とのことでした。

曰く「勤務時間がきちっと決まっているのは別にいいんだけど、時間外に努力する奴としない奴の差が激しい。この差がすでに研修医の短期間でも見えてしまっているんだよね。指導医としては本当はできない奴にも1流じゃなくても最低限ここまではってレベルまではできるようになってほしいんだけど、そうなると時間外に努力しないの?って話に絶対になる。そうなると立場上強要されたと研修医に思われる可能性もあるから・・・言えないんだよね。結局できない奴は誰からも何も言われなくて、自分ではきがつかないまま、そのままになっているのが現状なんだ」

とのことでした。確かに今はパワハラとかって言われると一発アウトになるでしょうから、指導医という立場といえど言えること、言えないことは明確に存在するでしょう・・・・

 

これを聞いて自分は医師の働き方改革が進めばさらにこの差はひろがっていくだろうな、と思いましたよ。医師としてできるだけ質を高く仕事をしてみたい、と研修医の頃から考え自発的に行動する人と、9時5時の勤務の枠組みの中で医師という仕事を会社員的に仕事をする人とでは全然違ってきますよね。

自分達の頃はパワハラチックな指導もありましたが、それでも医局内では最低限仕事をできる医師にしてやろう、という指導がまだありました。プラス長時間労働が当たり前だったので、自分で勝手に病院にいて経験値を自分であげていくということが可能でしたし、周りも当然のごとくそう働いていましたよね。

これからの研修医は長時間労働も禁止されるでしょうから、成長するためには短時間で密度の濃い学びが絶対に必要です。ただ指導医側がそこまで強い意思をもってやってくれる病院は・・・・正直そんなに多くないでしょうね。昔はこうだったんだ~、とかっていう指導医は嫌われるでしょうし!(^^)!

 

諸々考えると医師の働き方改革は現状のままでは医師の質の低下に直結すると思っています。2030年頃にはそれが顕著に表面化してくるのではないかな、そう考えていますよ。皆さんのお考えは如何ですか?

 

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