公開日:2023年05月18日

訪問看護師さんへのタスクシフトはどうなっていくのでしょうか?~規制改革会議 在宅患者の急変対応で「看護師が処方箋発行、投薬」が浮上 答申見据えて調整へ~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

ミクスオンラインの記事で在宅領域に関して医師⇒看護師へのタスクシフト案が紹介されていました。規制改革推進会議で議論されているようですが皆さんご存じですか?

規制改革会議 在宅患者の急変対応で「看護師が処方箋発行、投薬」が浮上 答申見据えて調整へ

 

内容は抜き出しませんが、実際この問題は皆さんどうなると思いますか?

個人的にはかなり限定された場面以外上記の推進は中々難しいのではないかと思っています。政策化されるかもしれませんが、実際には現実ではあまり活用されないかと。考える理由は幾つかあって

①オンラインでの診療や対応が普及していくにつれて「医師と連絡がつかない」という状況は限りなく少なくなる

②また包括的指示の下薬剤を処方、使用する、というのは現行の状況でも在宅医がある程度病状予測などできていれば当然対応は可能

③今後かかりつけ医が政策化し、医療機関の機能分化が進んでいけば地域での医療のファーストアクセスはある程度集約される⇒訪問看護師が連携をとる医療機関が集約化していくと思われ、今までのように訪問看護師が単独で判断しなければいけない、という状況はかなり少なくなる

④医師自体が急速に増加するため、外来や在宅領域で活躍する医師も相対的に増加する

などを今井は考えています。

 

医師会や薬剤師会なども絶対賛成はしないでしょうし、調整が難しい割にはベネフィットがどの程度あるのかも予想は難しいですし・・・バルーンを打ち上げる、という意味では議論することに意味はあるかと思いますが、本案はおそらく否決もしくは骨抜きにされると予想していますよ。

医師⇒看護師さんへのタスクシフト自体は必須で自分も積極的に推進派ですが、本件については医療全体への影響が極めて大きいため中々議論を呼び起こすかなと。皆さんのご意見はいかがですか?

 

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