こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

２０２４年に本格化する医師の働き方改革ですが、既に医療機関は準備を開始しています。関連して中国新聞の記事で気になるものを見つけましたのでご紹介します。

広島県の三原市医師会病院、休日夜間急患診療所の運営時間短縮　医師の働き方改革受け見直し

「広島県の三原市医師会は今月から、市医師会病院（宮浦）に併設している休日夜間急患診療所の運営時間を短縮した。土日祝日は当直体制を取りやめた。医師を派遣している地元の医療機関が働き方改革を進め、深夜時間帯の医師の確保が困難になったためとしている。・・・・」

医師の働き方改革が本格化すると今までバイトしていた大病院、もしくは大学病院の医師などは時間外の勤務までメインの勤務先に管理されることになります。そうなるとどうなるか・・・まず間違いなく外勤（＝バイト先）の勤務を減らしてください、ということになりますよね。

地方、過疎地の病院であったり、夜間急病センターであったり、民間の病院であったりと、今までバイト医の先生でつないできた医療機関はこれからかなり厳しい時代になるのではないでしょうか？（同様に高次医療機関や大学病院などの医療機関に勤務する、医療技術を習得したいと考えている勤務医にとっても働き方改革は経済的には大きなダメージをもたらします。）

２４年施行、ということは行動としては遅くとも半年前にはある程度取り組みを始めたいかなと運営側では考えると思いますので、今年は今から１０月（～１２月）くらいまでに同様の記事が全国ででてくるのではないかと考えますよ。

地域医療はどうなるのでしょうか？皆さんは２０２４年以降どうなると考えますか？