公開日:2022年06月08日

「医師の働き方改革」への対策として、行政が考えている地域医療を守るための緊急提言とは?~結局は制度は形骸化??~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

令和4年の5月23日に「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」から「医師の働き方改革の推進に向けた緊急提言」という提言が厚生労働大臣になされました。

以下資料です。

 

簡単に主張していることをまとめると以下になります。

●医師が充足する予定は2036年。医師の働き方改革を、タイムスケジュール通り2024年に行うと医師足りなくて地域医療が崩壊するよ。

●働き方改革は守れなくてもしょうがないとして!

●あと地域の労働局と相談しながら個別に長時間労働できるように認めて!

●さらに大学病院の医師は通常勤務もしながらも土日や平日の当直業務ができるような制度にして!

 

まぁ簡単に言うと医師の働き方改革に伴う制度は守れなくても勘弁してくださいね、っていうことです。

うーん・・確かに地域医療に大きな影響がでますのでそう知事がおっしゃることも理解はできます。が、自分が考えるにこの制度が骨抜きになるのであれば、制度を順守しない大学病院や地域の中核病院からの医師の離職し条件のいい病院に医師が流れる、という動きが加速すると思いますよ。

医師は馬鹿ではありません。社会状況や自分の労働条件などを考えて自分自身で動ける医師が、特に20代、30代、40代前半の医師は増加してきています。

 

自分としては制度適応を猶予して!!と厚生省にいうよりは、県内の医療提供体制の改革を自分が先陣をきって行っていく、という方が県知事の仕事であり、結果として長期的には県内の医療体制を維持することに役に立つと思うのです・・・・痛みを伴う対策は難しいでしょうかね?皆さんはこの問題、どう考えますか?2024年ってすぐですよね?

 

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