公開日:2022年10月19日

ムリ・ムダ・ムラを解消すれば医療費は数兆円削減可能??<資料提供:非効率な医療の特定とその改善に向けた提言>

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

日本総研のHPから10月18日公開の面白い資料を見つけましたのでご紹介します。表題の如くムリ(需要に対して供給が過少である状況)・ムダ(需要に対して供給が過剰である状況)・ムラ(ムダとムリが混在・偏在化している状況)を解消すれば医療費をもっと削減し効率のよい社会保障制度を構築することができるんじゃないの?というご意見です。

まずは本文を一読してみてください。以下どうぞ!

日本総研さんより

非効率な医療の特定とその改善に向けた提言

全文PDFはこちらです。

自分がこれからの社会保障制度について考えていること、言いたいことは概要のこの部分にほぼ全て書かれているので一部のみ引用します。

「検討結果として、数兆円にも上る医療費の削減可能性を特定した。特に「プライマリ・ケアチーム体制整備」「価値に基づく医療の実装」は、ムリ、ムダ、ムラの解消に寄与すること、ムダの解消により数兆円規模の医療費削減が可能であることが明らかになった。具体的には、調剤薬局に関連した「重複投薬等の是正」「後発医薬品の普及に伴うインセンティブ廃⽌」といった⾮効率性の是正では数千億円程度の規模で削減可能である。また、⼊院にまつわる「過剰病床」や「⻑期⼊院」の項⽬で削減可能な推計額が⼤きく、優先的に着⼿すべき事項であると考えられる。 」

 

 

昭和~平成の時代によく機能した医療制度の3本柱、「国民皆保険」「フリーアクセスの維持」「現物給付」ですが、フリーアクセスに関しては弊害が目立つようになってきています。50年~100年続いた社会保障制度であっても変えるべき時が来たら変える、未来永劫同じシステムなんて120%あり得ないのは歴史が証明していますよね・・・・

今までの社会においてこれまでの社会保障制度は素晴らしかったかも知れません。ただ現在~将来においてはこのままのシステムでは絶対非効率で持続不可能なシステムになることは明白です。自分は医師会や医療政策性に精通した医師こそ、将来の国民や地域の人のために積極的にかかりつけ医の制度化やマイナンバー制度の普及による医療の効率化などの施策を支持していくべきだと思いますが・・・・現状は近視眼的な視野、利己的な考えしか持っていない医療者が多いのではないか、と少々残念に思っています。

 

皆さんは効率的で良質な医療を受けられる、しかも将来にわたって持続可能な社会保障制度はどのように構築されるべきと考えますか?今のシステムのその先に未来は見えますか?正直自分は全く見えませんが!(^^)!・・・・

 

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