公開日:2022年10月17日

最近の訪問看護ステーションの運営方針について少しだけ危惧していること

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

札幌で在宅医療を開始してもう10年以上経過しました。時が経つのは本当に早いですね。これまで色々な事業の方達と連携を組み在宅医療を提供してきましたが、在宅初期の頃に組んだプレイヤーの中にはもう在宅医療の現場から卒業してしまった人もちらほらみられるようになりました。

訪問看護の現場でもそうですね。2010年代初頭の頃に活躍していた訪問看護師さんも多くの方は第一線から身を引き、パート勤務であったりデイサービス勤務であったり、はたまた障害のサービスであったりと少し活躍の場をシフト、もしくは制限した形ので勤務をされている方いらっしゃいますよね。皆さんの周りでもいませんか?

 

訪問看護のフィールドのプレイヤー及び運営会社が変遷してくるのをこの10年眺めてきましたが、最近の訪問看護事業所の運営方針について少しだけ危惧していることがあります。

それは”各ステーションが自分達の視点を大事にするのはいいけれど、俯瞰的な、地域全体を考える、看るような視点で活動しているステーションが少なくなったのではないかなぁ”という点です。

 

どのステーションさんも(医療機関やケアマネさん、介護士さんとかの他職種と一緒に)地域課題を考える、解決するというよりは、やっぱり自分達の運営状況がシビアな現状があるんでしょうが、自社の利益のために行動する、そんなステーションが本当に多くなったな、過去と比較すると何かそう感じてしまいます。(過去のことを語るなんて老害でしょうか!(^^)!)

個人的には何度もブログでも書いていますが、訪問看護ステーションはあくまで地域の医療資源であり、かつ地域包括ケアという社会保障制度、システムの中で大事な一翼を担っているため、自社の利益を追求するその先には地域課題の解決などの公的利益が実現できるような形を目指して運営するべきだ、そう考えていますし実際それは相反することなく可能だと個人的には思いますよ。

自社の利益を追求することがそのまま地域の課題解決や利益となる、そんな形での訪問看護ステーション運営が望ましいと思いますが、正直2022年現在の訪問看護ステーションの経営者、管理者でそこまで考えて活動している人って本当に数人しか自分は知りません・・・・

このまま訪問看護ステーションが地域のこと(公的な利益)を考えず自社のことだけしか考えないようなら、いつか社会から不必要と判断される時期が来るかもしれない・・・想像できないかも知れませんが自分はそんなことも十分ありえるのではないかと考えています。

 

皆さんの周りの訪問看護ステーションさんはどうでしょうか?本当に口だけ、利己的ではなく、日々の活動を通じて地域課題の解決や公的利益のことまで考えているステーションは存在してますか?10年前と比べて残念ながらなんか少なくなった気がしませんか?

 

現在の求人に関して

入職祝い金制度導入しました。是非直接応募ください→こちらをどうぞ!

人事部立ち上げました!!一緒にやってくれる方まだまだ募集しています!→こちらをどうぞ!

法人運営をしてみたい事務の方募集しています→こちらをどうぞ!

クリニックの事務長やってみたい方募集中→こちらをどうぞ!

医師の診療同行をしてくれる診療アシスタント募集しています→こちらをどうぞ!

札幌で在宅医療、在宅緩和ケアなどの訪問看護、地域密着型の外来看護をしたい看護師さん募集しています。診療所、訪問看護ステーション、看護小規模多機能など全事業所で募集中!→こちらをどうぞ!

医療事務さん募集中!→こちらをどうぞ!

MSWさん募集中!→こちらをどうぞ!

当院について

2022年上半期、それ以前の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

現在の目標は2024年に病院を開設すること!一緒に病院つくりませんか?→こちらをどうぞ!

南区の分院、さっぽろみなみホームケアクリニックについて

さっぽろみなみホームケアクリニックでも訪問看護ステーション始めました。南区で訪問看護したい看護師さん募集中→こちらをどうぞ!

当院及びさっぽろみなみホームケアクリニックでは常勤医、非常勤医を募集しています→こちらをどうぞ!