公開日:2022年10月15日

医療従事者不足の解決は定員増しか方法がない?それも重要ですが・・・

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

東京財団政策研究所さんからとても興味深い資料が公開されていましたのでご紹介したいと思います。

医療逼迫の予防には医療従事者不足を解決せよ

本文は短いので是非読んでもらいたいですが、お時間ない方は大項目だけみるだけでも記事の内容は概ね理解できるかと思います。

1.日本の医療崩壊の主要原因は医療逼迫

2.医療逼迫の主要原因は医療従事者不足

3.研修医が多い病院はコロナ患者入院が多い

4.医療逼迫予防には病院医療従事者を増やすことも

5.現場へのペナルティよりマンパワーを与えよ

 

内容はよく理解できるのですが、個人的には医療ひっ迫への対応としての医療介護従事者の増員は国全体として考えた時にどうなのかぁという気もします。

単純に考えて限られた人口、社会保障費のなかで医療への人員を多く割いてしまうと将来の医療以外への産業の構造的なダメージにもなりますし、限られた社会保障費で人員増やすと一人当たりの給与は相対的に低くならざるを得ないのかな、と・・・・

ただ諸外国をみても看護師さんに関しては需要が急増しているため、ここは増員もしくは海外から看護師さんを呼び込み(看護師として勤務してもらったら所得税非課税にするとか)何とか増加させる必要はあるのかも知れませんね。

 

自分の考えとしては医療介護従事者を全体的に増員することより、むしろ本文でもご指摘されている通りかかりつけ医制度の確立や強化による地域包括ケアのさらなる推進、医療者の偏在対策、マイナンバー導入やDxの活用による医療制度の効率化などシステム面で余力をつくれる、弾力のある制度を設計するほうがよっぽど重要ではないかと思います。

 

定員が決まっている組織ってどこにもありますよね?限られた人員で効率よく業務を行うためには現場をよく理解した人によるシステム作成、変更が必須となります。国全体で見た時に常時の医療、非常時の医療、両者に対応できる医療システムの構築のために現在の医療制度を大きく見直す時期に来ているのではないか・・・自分は上記記事をみてそう感じましたよ。

皆さんは医療従事者はこれ以上増員していくべきだと思いますか?どうお考えですか?

 

 

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