公開日:2022年10月10日

北海道の指定難病の医療費受給者証、期限内に交付終了しなかったんですね・・・・

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

10月9日の毎日新聞の記事からです。

難病2万7000人分、受給者証未交付 道の処理遅れ /北海道

「道は7日、指定難病患者の医療費負担を軽減する際に必要な受給者証について、約2万7000人分が9月末に有効期限を過ぎて、未交付になっていると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で業務量が増す各保健所の負担を減らそうと、今年度から道庁が事務作業を請け負ったが、処理が追い付かなかったという。

9月末に有効期限を迎える受給者証について、道は6月から申請書の発送などを行っていたが、予想以上の業務量で9月中に新しい受給者証を送ることが難しくなったという。同月下旬から「受給者証が届かない」などと問い合わせが相次いだ。

対策として有効期限を12月末まで延長し、10月中には新たな受給者証を全員に発送する。受給者証が届かないうちに患者負担分の全額を払った人には道が差額を還付する。道保健福祉部の古郡修・健康安全局長は「ご迷惑をおかけして、大変申し訳ありません」と陳謝した。【山田豊】」

 

 

毎年確かに更新している保険証ですので、ないのはかなり問題ですね。特定疾患の種類によっては医療費かなり負担になる方もいるかもしれないので早急に対応が望まれます。ただこの特定疾患の受給者証、毎年いつ届くのか本当に適当なんですよね・・・元々問題だなとは現場の医療者の方、特に事務方は認識していたのではないでしょうか?

 

個人的にはこの問題の背景には

①保健所の業務逼迫がまだまだ継続している

②道庁の行政力の低下(=基礎体力が低下)、機能不全が存在?

③特定疾患は一例で医療行政に限らず全ての公的事務作業が紙ベースのまま。事務作業の見直しが進まない

が原因としてあるのではないかと思っています。根本に問題があり、今回の問題はそのために起こった末端での出来事かなと。

解決策は諸々あると思うのですが、効率のよい地方、医療行政を確立するために今こそトップが、具体的には道知事や市長が行政改革の方向性を指し示して職員を引っ張るときではないかなと感じていますが皆さんはいかがでしょうか?決して内部調整型のトップを非難するわけではないですが、それではもうシステムの不備を覆い隠せなくなったのが今回のエラーではないかなって、少し飛躍していますがそう考えています。

 

深刻な問題はいつも何気ない小さな綻びがきっかけとなり表層化してきます。今回の問題は何を示唆ししているのでしょうか?皆さんのお考えはいかがですか?

 

 

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