お盆に考える、かかりつけ医の選び方
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
この数日当院の外来への電話がものすごく多くなっています。発熱外来やPCR検査を市内でしているクリニック数がお盆の時期で激減していることが主因でしょう・・・
基本的には当院の発熱外来は時間で人数を決めて診療しています。やはりスペースと動線の関係から、規定数以上の人数を受け入れてしまうとクリニック内で感染が助長されてしまう状況となってしまうからです。発熱外来に本当に多くの患者さんから何度もお電話頂いていますが、希望者の方を全員診療することは難しい状況です。申し訳ありません。
ただ規定人数以外でもかかりつけ患者さんに関しては多少のオーバーキャパであれば診療しています。当院がメインで受診してくれている患者さんに関しては、やはりかかりつけ医として責務を果たすべきと考えているからです。(ただこちらも希望者全員という訳にはいきません。働いてるスタッフのキャパが限界になればそれ以上は難しいですのでご了承ください)
お盆のこの時期、皆さんかかりつけ医について考えるいい機会ではないでしょうか?
個人的には自分が考える今の時代、またはこれからの時代に必要なかかりつけ医(かかりつけ診療所)の要素は以下になります。
①複数医師体制
②総合診療をベースに家族背景などまでひっくるめて”人”を診る
③医療へのファーストアクセスを重視し、可能ならば年中無休に近い形で外来診療を行う
④小児から成人まで。予防接種から緩和ケアまで
⑤在宅医療も当然に行う
⑥発熱外来への対応←New
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どの診療所もかかりつけ医さんとそれ以外の患者さんは区別をして提供する医療に若干ですが差はつけています。当院であれば発熱外来での対応などもそうですね。(あと往診対応とかもそうですが)
当院のかかりつけ患者さんの定義は、そもそもかかりつけ医が制度化していないのであやふやな概念なんですが
①当院に定期受診してくれている
②不定期でも当院をメインに受診してくれている(予防接種などでも可)
③当院に定期受診してくれている患者さんの家族
上記のいずれかを満たしてくれる患者さんかなと思います。
どこの医療機関をかかりつけ医とするのか・・・それにより皆さんが普段から受けられる医療内容は変化してきます。ご自身でどのような要素をかかりつけ医に求めるのか、明確にしておくべきでしょう。よく考えてみてくださいね!!
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