公開日:2022年08月09日

資料提供~コロナ禍と医療イノベーションの国際比較(感染者急増でも構造改革しない日本と次なる医療改革に着手した英国)~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

面白い資料を見つけましたのでご紹介します。コロナの影響で医療構造改革が他国でどのように進んでいるのか、特にこれから日本が導入しようとしているかかりつけ医制度に似たイギリスの現在はどうなっている?ということがよく理解できる資料です。

自分の読後の感想は後で述べるので、まずは皆さん一読してみてください。

キャノングローバル戦略研究所さんから

コロナ禍と医療イノベーションの国際比較⑲(感染者急増でも構造改革しない日本と次なる医療改革に着手した英国)

PDFはこちらです。

 

皆さんの感想はいかがでしょうか?

自分の感想としては、

①日本の今までの医療は平常時のみを想定しそれを如何に効率よく業務していくか、に特化していたためコロナ禍に対応できないのは必然だった。ただ明らかに今の状況は医療構造の問題が巻き起こしている状況でもあるため、医療構造改革は必須!

②ただ医療構造改革と言っても、文中に挙げられているような広域の医療推進法人が公的病院をまとめて共同体となって・・・という病院医療の改革はもちろん必要であろうが、まずは何より社会全体が高齢化しつつある今、今まで通りの医療提供体制継続が原則、ではなく、本当に大きな改革をしないと・・・具体的には↓↓

③まずはかかりつけ医制度の確立により医療へのアクセスの問題を整理、同時に外来~在宅医療までを包括にケアしていくシステムを早急に整備していくべき。その上でそのバックアップとなるべき病院の機能変化を促すべし

④外来医療提供が現状のままでは(入口の整理をしないと)、医療構造の変化はいくら病院が変化しても絶対変わらない(出口は絶対変わらない)。

⑤ただこの変化は劇的に外来医療状況を変化させるため、関係各所の議論を経た上・・・なーんてプロセスでは絶対決まらない。医師会は絶対反対するし。トップが将来を見据えて根本的な変化のニーズがある、と確信しないとできないことですね。

⑥結局そんな確固たる意思をもったトップなんてでてこないであろうから、今の医療構造そのままで無理くり何とかしようとこれから足掻くんだろうなと・・・まぁ絶対その歪みは現場(特に大病院のスタッフ)に負荷がかかる仕組みとなるんだろうなぁ

 

なんて色々とりとめもなく考えましたよ。

医療提供体制を大きく変える時はとにかく社会全体に大きな変化を及ぼします。実際の医療機関のみならず、関連する会社、職種の将来、またもちろん個々の家庭でも大きな影響を受けるところはあるでしょう。

ただ今回のコロナ禍はこのままの社会保障制度、医療提供体制では限界がある、それが白日の下に晒された時代の転換期であったのではないかと自分は考えます。

 

医療提供体制を大きく変えることができるのか、その意思が社会に、また行政のトップにあるのか、まさしく今こそ正念場ではないでしょうか?皆さんは他国の現状と比較して、日本は今後どのような医療提供体制を構築すべきと考えますか??

 

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