公開日:2022年07月23日

看護師さん、心不全の終末期でイノバンやドブタミン、ハンプ(hANP)の持続注射をしているから患者さんは自宅へは帰れない、と諦めていませんか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

先日病院勤務のとある看護師さんと話をしていたのですが、その中で気になったのは「在宅へ帰りたいと思っていても帰れない方、病院にはたくさんいるんですよ」って言われたことです。

「例えばどんな患者さんが帰れないの?」

「独居で家族いない人がモルヒネ持続注射使っている人とか厳しいですよね?あと今までもたまにいたんですが、心不全終末期でイノバンやハンプ(hANP)持続注射している人も基本的にはちょっと帰せないと思っています。」

とのことでした。

自分の答えとしては

「独居で持続注射していても帰る人はいるし、イノバンやハンプつけて自宅帰ってきた人何人かみた経験あるよ。自宅で家族と過ごしたい、自宅に帰りたいっていう意思があるのなら、○○だから無理、とか■■だからできないよねって言うのではなく、まずは在宅医や訪問看護師さんに相談してみたら?」

とお伝えしましたよ・・・・

 

残念ながらご家族の方はどんなに本人の意思が強くても、看護師さんや医師に「この状態なら自宅に帰るのは無理でしょう・・・」と言われてしまうと中々それに反して「絶対連れて帰ります!!」とはいいづらいものです。

帰りたいという意思がある人は原則自宅に帰ることはできる、そう考えて諦めずに在宅医や訪問看護に一度コンサルしてみてください。きっと帰るために最適な医療処置を逆に提案してくれたり、簡素化した方法を知っているかも知れませんよ。

 

・・・・え?イノバンやハンプつけている人紹介したら訪問看護師さんや在宅医に無理って断られた?それはその在宅医療チームに心不全終末期の緩和ケアの経験がないか、メンドクサイと考えているかです。在宅医療では使用できない・・・そんなことはありません!!経験がある在宅医療チームなら請求も含めて色々と付随する諸問題を解決しきっと自宅に患者さんを連れ帰る方法を考えてくれると思いますよ。

 

ベットサイドで患者さんや家族から自宅に帰りたいな、という何気ない言葉を聞いたら、まずは行動に移してあげて下さい。きっと退院するときに感謝されると思いますよ。

 

 

病院勤務の看護師さんで訪問看護や在宅医療に興味がある、是非一度自分も経験してみたいと考えている方いましたら当院で研修しませんか?きっとこれまでの医療の現場が違って見えてくると思いますし、何より患者さん家族と近い距離で看護ができて楽しいですよ!!興味ある方いつでもご連絡ください。お待ちしています。

 

 

2022年上半期、それ以前の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

現在の目標は2024年に病院を開設すること!一緒に病院つくりませんか?→こちらをどうぞ!

人事部立ち上げました!!一緒にやってくれる方まだまだ募集しています!→こちらをどうぞ!

法人運営をしてみたい事務の方募集しています→こちらをどうぞ!

クリニックの事務長やってみたい方募集中→こちらをどうぞ!

札幌で在宅医療、在宅緩和ケアなどの訪問看護、地域密着型の外来看護をしたい看護師さん募集しています。診療所、訪問看護ステーション、看護小規模多機能など全事業所で募集中!→こちらをどうぞ!

さっぽろみなみホームケアクリニックでも訪問看護ステーション始めました。南区で訪問看護したい看護師さん募集中→こちらをどうぞ!

当院及びさっぽろみなみホームケアクリニックでは常勤医、非常勤医を募集しています→こちらをどうぞ!