在宅酸素導入している人の在宅支援はやっぱり大変ですよね~在宅医療、「平均月1回以上の往診」発生を予測するリスクスコアを開発-筑波大ほか

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

6月2日の記事で在宅医療に関する興味深い資料を見つけましたのでご紹介します。↓

在宅医療、「平均月1回以上の往診」発生を予測するリスクスコアを開発-筑波大ほか

文中で気になった個所のみ抜き出しますが

「・・・対象患者4,888人中、頻回往診は13.0%(634人)に認めた。解析の結果、「在宅酸素療法」(3点)、「要介護度4~5」(1点)、「悪性腫瘍」(4点)の3つが頻回往診の予測因子となった。3因子リスクスコアのAUCは0.707で、全ての候補変数を用いたモデル(AUC:0.734)と比較しても遜色がない良好な識別能を示した。スコアの算出方法と各スコアにおける頻回往診の確率の推定値は、「80歳男性、要介護度4、在宅酸素あり、悪性腫瘍なし」の患者のリスクスコアは4点となり、頻回往診の確率は20.9%と予測することができるという。・・・」

 

この中でもっとも対応に苦慮することが多いのが在宅酸素導入している患者さんなのは、在宅医療関係者なら経験しているのではないでしょうか?

単純にスコアでいけば悪性腫瘍の方が上なんですが、HOT導入している患者さんの在宅医療上の特徴は以下の通りなので大変なんです。

 

①悪性腫瘍の患者さんは医療保険で訪問看護を入れることがほとんどできるため看護の濃厚な支援が期待できるが、HOT導入している患者さんの多くは酸素さえあればある程度自活して動けるため要支援~要介護1相当の患者さんが多く、介護保険の利用が限られる場合が多い。

②スコア通り容易に体調変化(熱発、呼吸苦、ADL低下)をするために往診、緊急看護などの突発的な対応が多くなる

③喫煙者が多いため、生活環境が通常の在宅医療の場合と比べるとよくない状況が比較的多い

 

 

この研究は非常に個人的には面白いと思いましたよ。今後在宅医療の分野でこのような研究が多くなれば、医療者側にとってもある程度普遍的な形で症例の予後や経過予測がしやすくなるでしょう。現状ではあくまで個人の経験がベースになっていますもんね。今後の研究にさらに期待して注視していきたいと思います!!

 

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