公開日:2016年07月25日

在宅療養後方支援病院

今日の午後の訪問は回りきれるでしょうか・・・・・

 

こんにちは、今日は午前中のちょびっとした時間を利用して旭ヶ丘にある慈啓会病院に御挨拶に行ってきました。在宅療養後方支援病院として在宅患者さんのバックアップを全面的に(勝手に強調です)して頂けるとのこと、細かな登録の方法を確認したり、どんな患者さんの受け入れが可能なのか、担当の先生やSWさんと話を詰めてまいりました。基本的には登録した患者さんに何かあった場合は24時間対応で入院受付しますとのことで心強い限りでした。こちらがお願いしたい患者さんについては、地域的な問題や基礎疾患の問題もあるため今後よくよく一人ずつ相談していきたいと思いますが、早速先方には先月から診療始めた患者さんご夫妻を登録させて頂くことといたしました。

病院の中も見学したんですが築10年とは聞きましたが・・・・・えぇ、かなりきれいじゃないですか、正直こんなきれいな病院あるんだってびっくりしました。 (失礼なことすいません。) 個室も完備されていますし、何より部屋のつくりもしっかりしており、医療者が行き来する廊下の幅も充分すぎるほどです。空間が十分あるっていいですね。リハ室もみてきましたが、えぇ、これって入院患者さんだけでなくデイケアとかでもいいんで今すぐ一般開放ですよってこちらから提案したくらいのいい環境でした。他にも色々話は聞いたんですが皆さんも興味があれば是非一度ご挨拶に伺ってみてください。 (こんなに勝手に宣伝していいんでしょうか)

 

その後本日は昼にファーマの薬剤師の土井さんが、札幌市内でのCADの運用を土日も含めて24時間体制で行いたい、そのための事前のパイロットスタディを行いたいとのことでその内容を説明にきてくれました。

↓↓その時の写真です

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これまでは土日夜間はアンペックなどで対応してしのぐことが多かったんですが、今後このような形で薬剤師さんも協力してくれると有難い限りですね。どんどん在宅に出てきてほしいと思います。

 

さてと・・・・本日の医療ニュースですがこちらです。在宅酸素の利用者で喫煙者、かなり多い印象です。もちろん当院で導入するときは火災などの危険がありそうな人には極力導入しないようにしていますが・・・COPDの人ってでも必要な人も多いですし悩ましいところですね。今後はさらにこのベースがあり、さらに認知症が重なった患者さんも増えるのは間違いないと思いますので社会問題まで発展するのかどうか、注意してみていきたいと思います。っていうかそういう問題になるときは何かエポックメイキングな出来事ありますよね・・・・・

ヨミドクターより 在宅酸素療法で火災、5年で24件…吸入時の喫煙主因 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160725-OYTET50000/

肺の病気のため酸素吸入をする在宅酸素療法が原因とみられる火災が、この5年間で計24件あり、患者22人が死亡したことが、一般社団法人「日本産業・医療ガス協会」のまとめでわかった。

吸入中の喫煙が原因となるケースも多く、同協会や厚生労働省は近くで火を使わないように呼びかけている。

在宅酸素療法では主に、酸素濃縮装置から鼻につないだチューブを通し酸素を吸入する。長年の喫煙が原因で肺が酸素を取り込みにくくなる慢性閉塞性肺疾患(COPD)や、肺結核の後遺症の患者ら約16万人が受けている。

同協会のまとめによると、2012~16年6月に患者宅で起きた火災は、14年の7件を最多に計24件あった。

集計を始めた03年以降に起こった火災61件を対象にした同協会の分析では、原因の43%は喫煙。口にくわえたたばこが鼻から漏れた酸素の影響で燃え上がったり、灰皿上のたばこの火が、床に置いたチューブから漏れた酸素で広がったりするケースがあるという。

チューブには空気の4倍以上の濃度の酸素が通っている。たばこのほか、ストーブやろうそく、コンロを使う際も注意が必要だという。

ってあっという間に時間なんで訪問行ってきます・・・・