公開日:2022年01月18日

医者が余る時代がすぐに来る~医師の需要は令和11年に均衡するのを知っていますか?~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

医師不足、医師不足・・・・よく聞く言葉ですが本当にそうでしょうか?1月12日の第40回医師需給分科会において以下の資料が公開されました。

【資料1】 医師需給分科会 第5次中間とりまとめ(案)[PDF形式:191KB]別ウィンドウで開く

概要はこちらのスライドです↓

同分科会は2015年から議論が開始、足掛け6年にわたりコツコツと議論が継続されてきました。結論としては「医師の需要の問題は偏在対策と一緒に考えないと意味ないですよね?」っていうことになるかと思うのですが、これまでの議論、資料において提示された事実について少しだけ資料から抜粋して抜き書きしたいと思います。

 

①2008年から医学部定員を増員することで、全国レベルでは毎年3500-4000人の医師が増加している。

②中長期の医療ニーズや働き方改革を盛り込んだ推計では2029年に需給が均衡する(文中の言葉では、、医師の需給は、労働時間を一般労働者に適応される同程度の水準である週 60 時間を上限とする等の仮定をおく「需要ケース2」において、令和5年度の医学部入学者が医師となると予想される令和 11 年頃に均衡する
と推計される。)

③2023年度の医学部定員については、歯学部振替枠を廃止し、地域枠臨時定員として活用する

④医学部の恒久定員に、地域枠の設置・増員を進めていく必要がある。

 

 

資料を読んで背筋が凍る思いがしましたよ。令和11年って本当にあと数年後です。その時に医師数としては需給が均衡になり、その後は医師過剰の時代が到来ししばらくは継続する、そうこの資料では言っているのです。

確かに医師の偏在問題があるためすぐに都市部においても医師の需要が満たされるとは思いませんが、必ず医師の就業に制限をかける、もしくは偏在対策をより強くとることは今後間違いないでしょう。しないと地方には医師がおらず、都市部には医師が過剰に余る状態となることが加速していき、大きな社会問題となっていくことが容易に想像できるからです。具体的には都市部の医師数の制限、開業医の制限、クリニック勤務における病院勤務年数、僻地勤務の条件、などなどは絶対に議論の俎上にのってくると予想しています。

令和11年からは医者あまりの時代が到来する・・・嘘だと思いますか?自分は間違いなく資料通りの時代は到来すると思います。どうしたら生き残れるのか・・医師も今後一人一人キャリアプランをきちんと考えないと、流れ流され生きていくことになるでしょうね。

 

 

ということでこの流れで言うのもなんですが当院はまだまだ医師を募集しています!!在宅医療のノウハウを身につけた医師は在宅医療クリニックにおいても、地域の中核病院においても、また緩和ケア病棟、はたまた行政においても非常に貴重な存在となることは間違いありません。ただきちんと在宅をマスターするのにはある程度の年数が必須になってくるため早めに研修することを強くお勧めします。興味がある方はまずは見学してみませんか?ご連絡お待ちしています。

 

 

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