公開日：2021年11月17日

本当に地域の医療ニーズを把握できていますか？～これからの時代を医療機関がサバイブするために～

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

ポストコロナの病院経営、医療機関経営については、現在の補助金ジャブジャブな状態からは一転した状況となります。本当に地域に必要な医療機関となれるのかどうか、今から準備をしなければ、その状況になった時からよーいドンしても時すでに遅し・・・ということになりかねませんね。

ちょくちょく拝見しているMEDIVAさんのサイトで病院経営についての面白い記事がありましたのでご紹介します。↓興味ある方は以下どうぞ！

コロナ禍での病床稼働率安定事例

病院経営に関して具体的な事例を基に⓵病床稼働の維持の重要性の確認、②ポジショニング、③ターゲットとの課題の共有、④社会を支えるWIN-WINを目指す、⑤人的リソースの見直し、という点から議論していますが、とても経営上の問題点を理解しやすく状況がクリアになっていますね。いいコンサルさんはこんな形で医療機関経営にも役に立つのでしょう。

個人的には最後の文章の「コロナ禍に医療機関の経営状態の悪化は、これまで受け身であった私たち医療機関の在り方を見直し、地域のニーズととことん向き合い、少子高齢社会をどう支えていくかという社会が慢性的に抱える課題と真摯に向き合う好機ともとれます。

高齢化以外にも社会には医療に紐づく多くの課題があり、今後、単に医療をどうデザインするかという事ではなく、その課題に関わる人や暮らしをどうデザインするかという視点で、地域における新しい価値の創造を目指し、自院の経営改善に繋げて頂ければ幸いです。」というのがとても印象的です。

地域のニーズにとことん向かい合い、地域全体で社会的課題をクリアするための一翼を医療機関が担えるのか、今後は病院に関わらず医療機関経営には大きな視点が求められますね。

２０２１年１１月からクリニックから徒歩五分の場所でホスピス併設住宅開始しました！！入居希望の方は→こちらのHPとこちらをどうぞ！