公開日:2021年10月11日

皮膚のトラブルはAIにお任せ?~AI×スマホのカメラで皮膚疾患を判定! Googleの新サービス、年内に欧州で試験公開予定

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

AIの医療における可能性については気にしながらニュースウォッチングしていますが、今回こんなニュースを見つけましたのでご紹介します。

AI×スマホのカメラで皮膚疾患を判定! Googleの新サービス、年内に欧州で試験公開予定

「・・・サービスの利用方法は、じつにシンプルだ。

アプリを起動し、スマートフォンのカメラで、肌や髪、爪などの気になる部分を、異なる角度から3枚撮影する。続いて、肌のタイプや症状が出てからの期間、そのほかの症状などについて質問に答えるだけだ。

送信した画像データや質問への回答をもとに、AIが288の疾患から可能性のある症状をリストアップ。各症状には、皮膚科医が監修した情報や、よくある質問への回答が表示されるほか、ウェブ上の類似した一致する画像も表示してくれる。

肌の状態を診断した約65,000枚の画像と診断データ、数百万枚のキュレーションされた画像、数千枚の健康な肌の例を含む非識別データをAIに深層学習(ディープラーニング)させて、微調整を加えてAIモデル(アルゴリズム)を作成。年齢、性別、人種、肌のタイプなどを考慮することで、データの偏りを防いでいる。

Googleは、開発したAIモデルを検証した査読付きの論文もいくつか発表し、その信頼性を高めている。雑誌『Nature Medicine』掲載の論文では、深層学習のアプローチが紹介されており、アメリカの認定皮膚科医と同等の精度を達成できることが示されている。アメリカ医師会が発行する医学雑誌『JAMA Network Open』に掲載された論文には、専門家ではない医師がAIベースのツールを使用して皮膚疾患を解釈する能力を向上させる方法が示されている。」

 

これはとても興味深いニュースですね。医療の在り方が大きく変わるこの影響は早々に日本にも波及してくることはまず間違いないでしょう。というか自分もこのアプリつかえるなら是非臨床現場のスクリーニング検査としては使用したいと思います。

AIが発展してくると単純な知識やガイドラインに沿った医療のみを提供している医師はいらなくなります。その時にどんな医師が、医療職が必要とされるのか、自分は人にしかできないことをできる医師は絶対必要とされるだろうと思っていますよ。皆さんはAIが将来の医療にどう影響を与えるか予想できますか?そしてその未来にむけて準備していますか?

*同じサイトからこの記事も面白いと思いましたので医療におけるAIに興味ある方は是非一読してみてくださいね。

世界の病院は、AI・人工知能をどのように導入しているのか?

 

 

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