資料参照~コロナ禍と医療イノベーションの国際比較⑦(収束しないコロナ禍に耐えうる医療提供体制)
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
本日はコロナ禍における医療イノベーションの国際比較に関する記事を紹介したいと思います。キャノングローバル戦略研究所からの資料です。興味ある方は是非全文一読してみてください。10分もあれば概略はつかめると思います。
コロナ禍と医療イノベーションの国際比較⑦(収束しないコロナ禍に耐えうる医療提供体制)
<目次>
1.はじめに
2.コロナ禍が収束しないことを前提に医療提供体制を再構築する
全国民にワクチン接種しても集団免疫は実現しない
コロナ医療提供体制を巡る日本の常識の誤り
①病院毎の最適化の寄せ集めでは広域医療圏全体最適を実現できない
②経済的インセンティブがなければ動かない医療機関はラストリゾートたりえない
③海外のコロナ自宅療養者は急変時の入院先が事前に決まっている
規制緩和しても日本でオンライン診療が普及しない理由
①最重要インフラである医療情報共有プラットフォームが存在しない
②問診単品サービスの発想に留まっている
③初期投資コスト負担者が定まっていない
④日本の医療界は変革を嫌う茹でガエル
国公立病院を地域統合すればコロナ病床補助金、臨時医療施設は不要になる
3.デルタ変異株との闘いで敗戦濃厚な中、新常態を目指す米国
COVID-19患者の増減に応じてコロナ病床数と通常病床数が柔軟に変化して全体最適
ワクチン接種の義務化を巡る論点
巨大な医療情報プラットフォーム企業が誕生
4.感染者急増の中でフリーダムデイに踏み切った英国
一見無謀なフリーダムデイという賭けに出たジョンソン首相の勝算は?
デジタル接触追跡アプリへの不満
NHSAPRの利用者数が急増
5.コロナ対策優等生オーストラリアが遂にCOVID-19ゼロ戦略を放棄
COVID-19ゼロ戦略は全世界が参加しなければ成功しない
オーストラリアはコロナ禍前からワクチン接種を薬剤師に認めていた
PHRのデータ蓄積量がコロナ禍で飛躍的に増加
6.COVID-19と共生する新常態に近づいたカナダ
ワクチン接種完了者の人口割合で米国を追い抜いたカナダ
バーチャルケアが患者と医師から高い評価を得た
全文はPDFで読めます。こちらです。
上記記事内で挙げられている問題点を簡単にまとめると
⓵医療情報のデジタル化、共有化の問題
②公的医療機関の構造的な問題、医療の最適化の問題
③オンライン診療への消極的対応
などが構造的な問題ですよね、と挙げられています。
確かにそうなんです。昭和~平成~令和と積み上げてきた医療体制、構造を大きく変化させる、その必要があるとは現場レベルでも政治レベルでも、ある程度現状の医療提供体制の現状と将来について考えたことがある人であれば理解できると思うのですが・・・・フリーアクセスの問題一つとっても変えるのは本当に現状では時間が必要ですよね。
当該記事においての内容はよく理解できますが、せっかくここまで諸外国と比較してまで現状把握できたら、その変革実現のためには何をどうすべきか、筆者がどう考えているのか知りたかったな、というのが自分の感想です。皆さんはどうでしょうか?当該記事についての感想、何かありますか??
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