公開日:2021年06月25日

診療所経営と医療のDxの今後について

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

医療のDxの将来性がどうなるのかとても興味深く観察していますが、同内容について面白い記事を見つけましたので紹介したいと思います。

medical Dxさんより

医療経営とDX〜DX第2波に備えるために〜

気になった文章のみ引用させて頂くと(興味ある方は全文確認してください)

「・・・・DXとは「デジタルに合わせて業務フローを再構築すること」であり、「お金と人員を投入し、各関係者に根回しをして、組織的に仕事のやり方を変革すること」です。」

「・・・病院におけるDXでは、地域連携とバックオフィス改革と働き方改革の3つが優先課題になってくるでしょう。地域連携では、担当者の勘と腕に頼る営業活動から、地域連携データに基づく戦略的マーケティング活動への進化が求められます。これまで築いてきた連携先との関係性を基盤として、オンライン・オフラインの両方を組み合わせたコミュニケーション設計も必要です。最適かつ多接点の地域連携活動は、継続的な患者紹介と稼働率向上を目指します。

人事労務、経理、経費計算などのバックオフィス業務は、クラウド型サービスの台頭により安価かつ手軽に導入しやすくなりました。今後も使いやすさは向上していくでしょう。業務効率化だけでなく、事業継続計画(Business Continuity Plan: BCP)の観点からもDXが必要とされます。これらのプロジェクトの難易度は比較的低く、短期間で効果を得やすいため、地域連携と並んでDX初期に取りかかりやすい分野です。

働き方改革で労働生産性の向上をめざすなら、DXは働き方改革そのものです。なぜなら、DXは「業務フローの最適化」であり「労働生産性の最大化」を目指すものだからです。自院における労働生産性を定義し、測定し、評価し、カイゼン活動につなげるためには、業務情報を蓄積したデータベースとデータ活用のための体制づくりが必要になります。パフォーマンスの定量化やその測定にハードルがあるものの、DX推進の本丸として避けては通れないでしょう。」

 

 

医療機関でDxを導入する際に一番大変なことは、「自分達の業務にDxを組み合わせ最適化していくためには、Dxに合わせてある程度柔軟に業務フローを変更していかなければならない」ということでしょうね。医療業界にいる人にとっては良く理解できると思いますが、医師も看護師も自分達のやり方を変えることへの抵抗はかなり大きいです。Dxの利益を最大限享受するためには業務フローを変更しなければならない、それを如何に理解してもらうかが経営者の仕事になるでしょうね。

 

医療のDx、今後も注視して定期的に情報収集したいと思っていますよ。

 

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