2021年現在でもMSWをうまく活用している医療機関は本当に少ない!残念ですね・・・
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
開業してしばらくたってから気がついたことは、これからの在宅療養支援診療所は医師や看護師のみならず連携室、つまりMSWこそが医療機関運営の一番の基盤になる、ということです。
患者さんが高齢化し医療提供のみの一筋縄ではいかない状況になった時、看護師や薬剤師さんなどの他職種と連携をとり、前方、後方の医療機関と入退院のやりとりをし、介護職とも情報交換をしながら必要な医療知識を提供していく役割を担う地域での医療機関として活動する時、一番重要になるのがMSWだ、と確信しました。
それ以来医療機関の質≒MSWの質、といっても過言ではないくらいMSWさんの質にはこだわりたいと思って運営してきました。現在当法人では2診療所併せてMSW経験者は10名と、かなりの人数を採用し活用させてもらっています。
・・・とそんな風に考えながらこの10年活動してきましたが、札幌の他の医療機関はそこまでMSWさんの重要性を認識していないようですね。MSWさんが十二分にその役割を発揮するためには、何より運営側がどう活用したいのかをきちんと考えた上でタスクを依頼することをしなければいけないと思うのですが、札幌のほとんどの医療機関も病院の質≒医師や看護師の質、というレベルで止まってしまっているのが現状かなと思います。
2025年~50年にかけての病院の質は地域連携室、MSWの質で決まる、自分はそう考えています。
高齢者の皆さんもどの病院をかかりつけ医療機関とするかどうかを決める時、医師や看護師のみならず連携室の状況もみておいたほうがいいですよ。体調崩したとき、どこに紹介してくれるのか、どう連携をとってくれるのか、その業務をするのは医師や看護師ではなくMSWさんですから・・・
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