公開日:2021年04月13日

孤高を貫いて生きていけ~医師会雑誌への寄稿文~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

札幌市医師会へ寄稿文を頼まれていたのですが、すっかり雑事に追われていて遅くなってしまいました。担当の○○さん、すみませんでした。せっかくなのでここで自分が書いた文章、載せておきますね。こんな風に考えて自分は生きてきましたよ。

医師会への原稿文

孤高を貫いて生きていけ

長男が今春中学校に入学したこともあり、自分自身が同じ年代でどうだったのか、何を考えていたのかを漠然と振り返ってみた。

すぐに思い出せたことと言えば、中学1年~2年の同時期、、ジャーナリストの落合信彦氏の本を何度も擦り切れるまで読み込み、自分も氏と同じように人と群れず、自分の信じる道をたとえ一人だったとしても孤高を貫いて生きていこう!と強く感化されていたことだ。

当時の好きであった氏のエピソードが以下のものだ。皆さんもどこかで読んだ経験があるだろう。

「その狼は飢えていた。獲物もなく、痩せてボロボロになって森をうろついていると、1匹の丸々と太った犬に出会った。「そんなに腹が減っているなら、自分の後についてくればいい」とその犬が狼にいう。狼はいわれた通りに、後をついていき、大きな家の前にたどりついた。と、その時、太った犬の首に巻かれた首輪に気がつくのだ。「それは一体、何だい?」「この首輪のことかい?これをつけているとご主人さまが食べ物を与えてくれるのさ。それだけのことだ。」腹ペコの狼は、それを聞いて、また再びトボトボと森へ引き返してしまった・・・。

中学生の当時から医者になるまでの間、自分の信じる道を一人でも貫いて生きていこう、むしろ人とは絶対違う生き方をしよう・・・自宅を出ていく長男の後ろ姿を見ながら、ふとそう考えていたことを思いだした。

医師になって30歳で開業してからの生き方はどうだったのか?孤高に生きる人生を良しとしながらも、最近では医療法人という組織を作ること、同じ価値観で働く人を増やすことを目的として日々を過ごすことが多くなってきているのが現状だ・・・経営的にも安定しつつあるため、無意識のうちに守りに入って安穏として生きてしまっていないか?高く厳しく険しい頂を目指すことをやめてしまっているのではないか?改めて自分自身を振り返る、いい機会を長男からもらうことが出来た。感謝。

 

お前も孤高を貫いて自分のやりたい様に生きていけよ、人生短いぜ・・・長男と人生について話す機会があれば、彼にはそう伝えるつもりだ。

 

 

 

 

ということでこの文章に書いてあることはまんま自分の生き方です。人とは群れず、自分の進むべき道を誰にも邪魔されず自分自身で決める・・・中学の時から自分はこのことを強烈に意識して生きてきましたが、これは今後の残り人生でも変わらないでしょう。

皆さんは中学の多感な時期、何か影響を受けたことってありますか?

 

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