公開日:2021年03月07日

‘Give a Shoulder(肩をだそう)’キャンペーンだけではない、イスラエルでワクチン接種がスムーズに進んだ理由とは?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

皆さんもご存じかと思いますが、イスラエルは現時点で世界で最もコロナワクチンが普及している国です。

そのイスラエルに関して、野村総合研究所から、なぜイスラエルでそれほどまでにワクチン普及率が高くできたのか、これほどスムーズに接種が進んだのかに関しての資料が出ていました。とても興味深い記事でしたので是非一読してみてください。10分程度あれば流し読みできると思いますので時間もかかりませんよ。

中東という難しい地域で、長い間あれだけ小さい国家が長年大きなプレゼンスを発揮できたきた理由が、医療面からも考えても本当によく理解できる1級の資料です。医療システムの比較論として読んでも面白いです。

新型コロナワクチン接種で先行するイスラエル

~大規模な国家緊急事態への迅速な対応を計画、実施するためのインフラ整備と積極的な呼びかけ型予防接種キャンペーンの豊富な経験が成功の要因~

自分が気になった部分を一部だけ抜き出すと

P7

P16,17

 

どうでしょうか。その他の部分も行政や医療システムを日本と比較しながら読むと非常に面白い資料だと思います。また同資料を読むことでこれからの日本の医療システムがどのような方向性を目指すべきか、示唆してくれると思いますよ。

他国の医療システムのいい面のみを見て全て諸手を挙げて良しとすることは自分はしませんが、少なくとも現在の医療行政やシステムをよりよくするための肥やしとすることはしてもいいのかなと考えます。

皆さんはこの資料みて何を感じましたか?よければ教えてくださいね。