数日の在宅療養でも意味はある・・・そう感じた在宅看取りが続いています。
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
病院から帰ってくる癌終末期の患者さんの平均診療日数、当院では過去に調べた時には確か14,5日だったと思います。数日でお付き合いが終了になる方もいらっしゃれば、逆に数か月診療させて頂く患者さんもいます。
最近ですが退院してから数日で在宅看取りとなる患者さんが数人いらっしゃいました。数日では正直医療者としてはできることは限られていますが、それでも医師、看護師、家族が一緒になって患者さん本人を支える、いい在宅療養ができたんではないかなと思える機会が多かったですね。
患者さんご家族からも
「数日でも自宅に連れて帰ってきてあげたよかった」
「病院で亡くなるより孫に囲まれて幸せだったと思います。」
「ずっと一緒にいることができてよかった。病院では今はそうはいかないから・・・・」
「点滴してほしくないって言ってたんです。病院ではなかなかそうはいかなかったから希望通りだと思います。」
などと言って頂き本当に医療者としてはありがたいばかりです。
皆さん、数日の在宅療養となったとしても、住み慣れた自宅で家族とともに過ごす最後の時間は何物にも変えられない瞬間だと思います。もし今自宅に連れて帰るかどうか迷っている患者さん家族の方いましたらまずは病当の看護師さんに相談してみてください。きっと看護師さんは患者さん家族の声をひろって在宅医療につなげてくれると思います。(上述の患者さん達も最初は病棟の看護師さんに相談しているのがほとんどです。)
当院は現在在宅患者さんの受け入れキャパがぎりぎりですが、終末期の患者さんに関しては断らずに診療するつもりです。いつでもご連絡くださいね。
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