資産に応じて社会保険料が変化する?【第132回社会保障審議会医療保険部会の資料から】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
10月28日に第132回社会保障審議会医療保険部会が開催されましたが、そこで金融資産等に基づき社会保険料率変化するのはどうか?といった議論がされているのをご存じでしょうか?以下資料提示しますね。
資料1-5
負担への金融資産等の保有状況の反映の在り方について
マイナンバー制度で口座情報をひっかけてそれで金融資産等を把握→社会保険料率に反映、という形したいのでしょうが、これは近い将来には本格的に導入されるかも知れませんね。
個人的にはもしこの制度が導入されたら個人の収入と法人の収入などのやりくり、個人資産と法人資産のやりとりで対応することは可能なんですが、一般の人ってそこまですることは普通無理ですよね?結局はとりやすいところからとる、という形にもっていくのかと思いますが・・・・国民の皆さんは口座情報まで行政に情報提供すべき、と考える人はほとんどいないんじゃないでしょうか??
問題は負担の割合もそうですが、社会保障制度のシステム自体の在り方、根本的なシステムの問題をどうするのか、というのがまずは一番初めに考えるべきことなんじゃないでしょうか?
歪な形の在宅での医療保険と介護保険の制度、障害のサービスと介護保険のサービスの不一致、医療機関と薬局、ステーション、ケアマネのかかわり方の問題などなど・・・・全てシステムがつぎはぎだらけになっていることが一番の原因だと個人的には考えますよ。
資産に応じた社会保険料の負担の議論、どうなっていくかしばらく注視していきたいと思います。
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