公開日:2019年11月29日

建築、設計の仕事と在宅医療に共通すること

こんにちは、札幌は宮の森のかかりつけ医@今井です。

 

先日久しぶりに知り合いの建築会社に勤める方と話をする機会がありました。諸々建設業界の現状について話を聞いていたのですが、その中で実際の建築の現場のこと、設計(デザイナー)会社とのやりとりとのことなど色々話をしましたが、基本的な考え方や実感、経験から得ることは分野が変わっても全く変わりがないんだな、と再確認しました。

彼と話をしていて建築、設計の仕事と在宅医療に共通することとして感じたことは以下になります。

①設計図は同じも施行者によってかなり建築物の差が如実に表れること→在宅医療でもガイドラインは同じですが実際提供する医療に関してはかなり違いますよね

②常に最新の情報を手に入れることを意識していること→これは言うまでもなし

③いい成果物を得るためために、注文主だけでなく実際に建築に関わる多職種のチームできちんとしたコミュニケーションを構築すること→これは在宅医療も同じで医療チームのみならず患者さん家族ともしっかりとコミュニケーションとれることは必須ですよね。関わる多職種間での連携を意識する点も在宅医療と似ているなと・・

④実際の現場では経験の差がそのまま引き出しの差につながること→在宅医療も同じです。経験年数が増えれば増えるほど自分が手にしている医療の引き出しが豊富となっていきます。今から思えば8年前の開業当初の自分の医療の不十分さは恥ずかしくなりますね・・・おそらく10年後の自分が振り返っても今の自分はそう思われるのでしょう

⑤自分の仕事のプロセスが好きだから仕事をしていること→在宅医療もその人にとってのゴールを意識することはしますが、何より患者さんの人生に一緒に伴走できるそのプロセスこそが醍醐味であることは言うまでもないですね

 

などなど・・・・こう考えると(在宅)医療の世界って職人の世界と本当に一緒ですね。いい医療をどのように提供するのか、毎日診療所や在宅の現場で個別の患者さんを診ながら考えています。大病院では個別性の高い職人のような医療は難しいと思いますが、小さい診療所ではオーダーメイドの医療を毎回患者さんに提供できるように頑張っています。皆さんも是非自宅近くにかかりつけ医をもつようにしてみてくださいね。

 

 

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