公開日:2018年11月15日

”外来診療の限界”がよく理解できるようになりました。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

自分はこれまで、病院での外科系の医療→在宅専門に取り組む医療→外来でも全人的に診療するかかりつけ医としての医療、と異なるフィールドでの医療に取り組んできました。

在宅ばっかりやっている時はよく理解していなかったのですが、最近は外来診療でもぎりぎりまで通院してくれる患者さんがいてくれるおかげで”外来診療の限界”を理解することができるようになりました。

 

在宅の現場では患者さんを、人生の過ごし方、生活の仕方、現在の病気、家族とのかかわりなど多層的な視点から立体的にとらえることができていたのですが、どうしても外来の診療では”患者さんの厚み”を3Dで捉えることが難しいな、と感じてしまいます。

患者さんを立体的に把握することが難しくても、ある程度の病状や生活状況を理解しつつ外来でも診療することができますが、どこまでが外来診療の限界であるかを理解することができていれば、すぐに在宅医療への移行の提案ができるのがこれまで在宅医療に専ら関わってきた自分の経験の利点ですね・・・

 

外来診療の限界、どれだけの医療者が理解しているでしょうか?これからは入院医療、外来診療、在宅医療のそれぞれの長所と短所をよく理解したかかりつけ医が増えて行かなければいけないのではないか、そんな風に外来診療の合間に感じた1日でした。

 

皆さんは外来診療の限界って感じたことありますか?どうでしょうか?

 

 

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