公開日:2018年08月20日

誤嚥性肺炎で終末期でも自宅に帰してくれる病院の医師・・・

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

少しずつ在宅医療への理解をもってくれている病院の先生が増えて来てくれているようです。すごいうれしいですね。

先日とある週の金曜の16時過ぎに当院に急ぎの訪問診療の依頼がありました。病院の先生からの直接の電話・・・聞けばとなる桑○○○病院に入院している超高齢者の方が誤嚥性肺炎でもう幾ばくかの時間しかがないため週末にかかるけれど訪問してくれる医師を探しているとのことでした。

遂にこんな時代が来たんだ・・・・電話を受けてそう思ったのを覚えています。

今までなら誤嚥性肺炎になったのなら

「帰るなんてとんでもない」

「誰が責任をもつんだ」

とかっていう病院の医療者がほとんどで、帰っていいよ、なーんていう医療者は9割方いなかったような気がします

もちろんこの患者さんは当院で診させて頂きました。結局実質診療したのは3日ばかりでしたが、それでも患者さん家族は貴重な時間を自宅で過ごすことができていました。

誤嚥性肺炎で終末期でも自宅に帰してくれる病院の医師・・・今後ももっと在宅への理解、終末期医療への理解をしてくれる医師が増えるといいですね。皆さんもそう思いませんか?

 

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