公開日:2018年08月04日
お悔やみ訪問で知る事実
こんにちは、札幌の在宅緩和ケア医@今井です。
連日看取りの患者さんはいらっしゃいますが、できる限り看取った後にお悔やみ訪問に行くようにしています。
家族の方と1時間ばかし話をして退席するのですが、その時に診療では聞けなかった色々なことも御家族から教えてもらいます。
本人の気持ち、在宅緩和ケアに移行する前の病気の診断から治療の際の苦悩、家族の方が本人の前で言えなかったつらさ、実際の在宅医療を受けてどうだったか、病院に入院することと比べてどうだったか、家族の負担をどう感じたか、などなど・・・・
できる限り診療でも聞くようにはしていますが、お悔やみ訪問でも毎回「あぁ、あの時はこういう風に思っていたらそんな返事がきたんだな」ってことがいくつかあり本当に診療や訪問看護へのフィードバックのためには貴重な機会となっています。
家族の方のグリーフケアもあわせて行いますが、この悲嘆の強さも人それぞれ・・・お悔やみ訪問で知る事実は本当に色んな点があり大事にしていかないといけないですね。
皆さんも是非お悔やみの訪問を習慣にされてみてください。きっと診療に活かせる大きなフィードバックをもらうことができるはずですから・・・
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