公開日:2018年07月16日

在宅緩和ケアの診療の場で<これが最後の診療になるかも。自分が今できることは全てしてあげたか?>と常に自問自答したい

こんにちは、札幌の在宅&在宅緩和ケア医@今井です。

患者さんの看取りが続いています。

看取った後患者さん家族と一緒にケアをするのですが、その時に御家族からは

「先生に○○してもらったらその後楽そうにすごしていました。」

「言われた通りにビール飲ませたらすごい美味しそうに飲んでました」

「■■看護師さんに頭洗ってもらってすごい気持ちよさそうにしていました」

「家族には言わない本人のつらさや想いを先生に話しているのを一緒に聞くことができてよかったです」

などなど在宅療養を振り返っての色々な話をお聞きします。

そんな時に都度家族の方の涙ながらの顔をみながら思うことは、患者さんの診療をする時には常に<これが最後の診療になるかも。自分が今できることは全てしてあげたか?>と考えながら診療しないと・・・・という想いです。

 

ほんのわずかな努力をするだけでも、ちょっとしたケアや治療行為が患者さんや家族の方にとって大きな喜びとなる。

おそらく在宅緩和ケアの現場で働いている在宅医や訪問看護師であればだれでも一度はこんなことを経験したことがあるのではないでしょうか?

深夜や休日に呼ばれても常にベストを尽くすことは非常に大変ですが、それでもやっぱり一回一回の訪問を大事にしなければいけない・・・・この週末は患者さんを看取りながらそう改めて認識しました。

 

皆さんは診療であったり看護であったり患者さんにサービスを提供する機会に毎回ベストを尽くせていますか?

次回があるからと少し手を抜いて訪問していませんか?

改めて一度振り返って考えてみる機会となればと思います。

 

 

 

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