AIの導入後に医師がすべき仕事とは?個人的には<共感する>、<最適化する>、<責任の所在を明確にする>が医師の仕事として残ると考えていますよ。

こんにちは、札幌の遠隔診療導入を検討している診療所医師@今井です。

日経デジタルでAI導入後に医師の仕事として何が残るのか、という議論が出ていました。

こちらをどうぞ↓

AIの導入、医師の仕事は3つ残る

「・・・鈴木 AIの現状を踏まえて考えると、患者を「分析する」、患者を「説得する」、患者に対して「責任を取る」の3つが残ると思います。これらはどれも機械では難しいからです。もちろん、100年や200年後の世界では可能かもしれませんが、少なくとも当面は医師がやる必要があるでしょう。

武藤 確かに、患者に対する責任を最重要とするならば、医師は自分で患者を説得したいはずですし、そのためには当然自分で患者を分析して決定することになるでしょう。そう考えれば、医師の気持ちから見ても「分析する」「説得する」「責任を取る」は3つセットになるのかもしれませんね。」

 

ということでこの記事では医師の仕事の3点は

①分析する

②説得する

③責任を取る

が挙げられていますが、自分は少し考えが違います。AI導入後の医師の仕事の3点は

①共感する

②最適化する

③責任の所在を明確にする

が医師の仕事として必要になるのではないかと思っています。

順に少し説明してみましょう。

①の共感するに関しては、AI使用しての診断や分析に関しては当初は精度が高くないかも知れませんが必ずどこかの時点で上昇曲線のカーブを描いて人間を凌駕するはずです。

でた結果に対してどうするか・・・AI診断後の医師の仕事の大事な部分は患者さんの人間的な痛みに1個人としてはまずは共感してあげること、痛みやつらさを傾聴してあげることになるのではないかと思います。

いくら技術が進化したってこの部分は絶対人間にしかできません。皆さんもそうですよね?機械に声かけられたって何も悲しみやつらさは癒えないですよね。<共感する>、これは大事な医師の仕事なのではないでしょうか?

②の最適化する、ですがこれも医学的な診断をAIがした後にどうその情報を患者さん自身に最適化して使用するのかは人間にしかできないことだと思います。

複雑に絡みあった状況や家族関係、医療や介護保険の状況、生育環境、今後の療養の希望の場所や誰と一緒にいたいか等々・・・・これらの複雑に絡み合った因子を考慮しながら医療情報を最適化するのはやはり医師の仕事の一つとして残るのではないかと思います。

AI分析ででた診療診断についてそれをどう使用して治療するのか?この治療最適化のプロセスは必ず必要だと思っています。

最後は③の責任の所在を明確化する、ですが、文中では医師こそが何かあった時に全ての責任を負うべき存在と定義しているようですが、今後は医師だけでは責任が負えない問題が多発するのは間違いないかと思います。介護の方法一つとってもそうですし、特定看護師が包括指示の元に医療行為をし始めたら全て医師が責任をとるのでしょうか?

正直それはおかしいし、どこかの段階で誰が行った医療や介護の責任を取るべきなのかを明確にする時が必ず来ると思います。

その時に医師に求められる仕事の一つが、<責任の所在を明確にすること>だと思います。

この仕事は誰がしてどう責任を負うのか、責任を負えないのであればだれがすべきか、またはしないという選択肢はないのか・・・・看護はどの程度の医療行為まで自らの責任で行っていいのかどうか、などなど責任の所在(範囲)を明確にしてあげることも医師の仕事の一つとして残るのではないかと考えます。

 

<共感する>、<最適化する>、<責任の所在を明確にする>、このみっつがAI導入後も医師の仕事として残る仕事だろうなと個人的には予想していますが皆さんの考えはいかがでしょうか?

 

よければ皆さんの考えも教えてくださいね~

 

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