【オンライン服薬指導解禁に向けて】薬剤師は他の医療職に先駆けてICTの中でどう価値を示すか試されますね。
こんにちは、在宅で服薬管理をよく薬剤師さんに依頼している札幌の在宅医@今井です。
オンライン服薬指導解禁にむけての議論が熱くなってきていますね~。
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どうやら記事の内容をみると次回の改定2020年には本格的にオンライン服薬指導が解禁されるのは規定路線でしょうね。
医療の方でも今回の改定でとりあえずオンライン診療の本格導入にむけての下地はつくっていますし・・・国は本格的にICT活用をどんどん取り入れる形になるのは間違いないです。
医師もICTに対応して診療のスタイルを変更しなければいけないですが、まずは医療職の中で薬剤師さんが診療スタイルをどうするかの検討を一番最初に考えることになりますね。
オンライン服薬指導について薬事日報の記事「対面でできることをやり遂げよ」ではこう述べられています。
「・・・いずれにせよ、既にオンライン診療が行われ、診療報酬上の評価も新設されている状況で、服薬指導だけ対面の原則が維持されるとは考えにくい。オンライン服薬指導の一部解禁は時間の問題だろう。
ただ、たとえオンライン服薬指導が限定的な形で導入されたとしても、患者の多くは、顔見知りの薬剤師に指導してもらいたいと思うのではないか。
状況が変化したとしても、移動が困難な患者に対して、直接出向いて服薬指導を行ったり、定期的に服薬状況を把握しに行くといった取り組みを地道に行っている薬剤師・薬局は恐らく強い。」
この赤字部分に関しては希望的観測で考えない方がいいと個人的には思っています。オンラインで薬配達可能となればやはりそちらの方を選択する患者は、特に若年者や中高年では結構な割合でいるのではないかと思います。
アマゾンと街中の本屋さんと同じような関係である程度の薬局は淘汰される形になるのではないかと思います。(そして薬剤師さんの店舗集中が自然と誘導されることに・・・)
その中で生き残れる、価値を示すことができる薬局、薬剤師はどんな薬局と薬剤師か?
自分は
①在宅での多職種連携の中での教育的役割
②OTCや物販含め地域でのプライマリーケアの拠点
③対人業務での付加価値を示せること(つまり知識と人情の総合力で勝負ってやつです)
上記のような特徴ないとオンライン服薬指導に淘汰されてしまうかも・・・
いずれにせよ医師に先駆けてオンライン本格導入される薬局業務には注視が必要ですね。皆さんのご意見はいかがですか?
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