公開日:2018年06月10日

介護保険が2018年8月1日から3割負担となる方が出てきます。現場への影響はどうなるでしょうかね?

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

今年の8月から介護保険利用の方で3割負担の方が出てきますね。確か2割負担となったのが2015年ですので3年弱で1→3割負担となる方もいます。

介護保険の持続性を考えると致し方ない気もしますが(っていうかその前に無駄や無用なサービス、医療を徹底的に削るべきですが)ではどんな方が対象になるでしょうか、皆酸知っていますか?

介護保険が3割負担となる条件

端的に言うと「現役並み所得者」の方が3割負担となります。どの程度の収入を現役なみの所得と判断するのか?

以下が条件です。

○合計所得金額が220万円以上であり、かつ

①単身世帯なら年金収入+その他合計所得金額=340万円以上の人

(単身で年金収入だけの場合は344万円以上の人)

②二人以上世帯なら年金収入+その他合計所得金額=463万円以上の人

を満たす場合です。

*ただし、40~64歳の第2号被保険者は、所得にかかわらず1割負担

 

この金額、皆さんはどう考えますか?これって結構普通の高齢者でも何かの拍子にお金や遺産を相続した、土地を売却した等資産整理などであっさり越えるの容易に考えられますね。

確かに高額介護の制度などもありますが、これから介護保険の使用の差し控えが徐々に進んでいきそうですね。近い将来にはほぼ全員3割になるのは間違いないでしょうし・・・ただでさえ少子高齢化で人手不足に悩む介護事業所、自己負担割合の上昇が事業廃止の決定的な一打にならなければいいのですが、皆さんはこの3割負担へのアップ、どう考えますか?

 

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