公開日:2018年06月08日

【在宅医療を志す医師へ】初めての勤務先は施設ではなく個人宅中心に訪問診療をしている所にしましょう!!

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

在宅医療を志すなら、まずは個人宅の在宅医療を!!

6月から京都で勤務されていた医師で昨年当院に見学に来た医師の中逵先生が診療に加わりました。新しい仲間が増えてまたまた当院の在宅へ新しい風を吹き込んでもらえるかと思うと楽しみでいっぱいです。

先生には在宅医療を学んでもらい、当院のスタッフは先生から新しい考えや知識をもらうといういい循環をつくることができれば最高ですね~!!

 

さて最近ですが全国各地の先生からぼちぼちとメールで「在宅医療についてどう研修したらいいですか」とか「医師何年目から在宅したらいいですか」とかっていう質問が来ます。

一応こまめに返事していますし、過去のブログ「これからの医療者はいつ在宅医療に従事すべきか?研修中に、中堅になってから、開業してから・・・するならこのタイミングがベストです!」でも書いていたような内容で返答していますが、一つだけ強調していなかったことがあることにある時ハタと気がつきました。

それは

施設ばかり訪問しているなんちゃって在宅クリニックには絶対行ってはいけない

ってことです。

えぇ、何事も最初が重要・・・・最初に年収に目がくらみそんなダメなクリニックに行ってから在宅に入った医師を何人もこれまで見ていますが、きちんと在宅で診療しているなって思う医師は10人中1人くらいです。

研修も今一つ、周りのスタッフも今一つ、ただ年収とプライドのみ高くなってピノキオもびっくりするようなくらいの鼻になってしまった医師は、残念ながら初めて行った在宅医療が”普通の在宅医療”になってしまうのでどのクリニックに行っても使い物になりません。

また当然ながら履歴書にもそのクリニックの勤務歴が残りますので、次の在宅医療の機関へ、と考えたとしても真っ当な在宅医療の医療機関ならどうしたって色物をみる目でみられてしまうことになるでしょう・・・

さらに診療自体も訪問診療の適応かどうか微妙な施設系患者さんのみ200人とか300人持たされて5分診療・・・全く面白みがありません。

 

と言う訳で繰り返しますが

在宅医療を志すなら、まずは個人宅の在宅医療を!!

これ鉄則ですので目先のお金や待遇に目を奪われないように気をつけてくださいね・・・・・

 

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