勤務歴5~10年で「看護の仕事ってつまんない」と感じている病院看護師さんに伝えたい、訪問看護という仕事の7つの魅力
こんにちは、札幌は宮の森で在宅医療を行い、訪問看護も一緒に行っている在宅医@今井です。
看護の仕事はつまらない?
今日は病院で勤務し始めて5~10年程度、仕事にも慣れてきたけれど何か中途半端に病棟看護の仕事を行っていて「看護の仕事ってつまらないな」と思い始めている看護師さんに、
いえいえ、看護の仕事って面白いですよ
って考え直してほしいと思って書いています。
え?病院2,3歩いたけどどこも同じ仕事内容で書類ばっかり?えぇ、病院ばかりで仕事しているとそうなるのは当たり前です。自分がお勧めしたいのは<訪問看護>
以下に訪問看護の仕事の魅力を書いていきますので、看護の仕事に情熱を失いつつある看護師さん、是非参考にしてみてください。
訪問看護の仕事の7つの魅力
①患者さんとの距離が近い
これは言わずもがなですが、病院は患者さんにとってアウェイの場所・・それに比べれば自宅での看護ケアは患者さんにとって安心できるホームの場所ですから自然と見せる表情や感情も普段のものとなります。
またケアを実践する場所も生活の一場面の中ですので病院の看護よりも非常に距離感が近く仕事をすることができます。
病院では何かあったら「看護師さん」って呼ばれてましたよね。在宅では当たり前ですが一人の人間としてきちんと「○○さん」って名前で呼んでくれますよ。
②生活にすぐに反映されるケアを実践できる
上記のように生活に密着して課題をアセスメントしてケアしていくため、行った内容や指導が概ねすぐに生活に反映されます。自分が関わることでどんどん患者さんの生活の質が変わっていく、家族のケアの質が変わっていく、これは病院の看護ではみえない部分ですが本当にやりがいがあると思います。
③他人を気にせず自分の看護ができる
あなたは病院で働く時に「他の看護師にどう思われるか」「リーダーや師長はなんて言うだろう?」って気にしていませんか?
訪問看護は基本的にはほぼ一人で行います。事前事後にはもちろんチームでケアや行う仕事の内容は統一していきますが、ケアの実践の時には自分で考え自分が必要だと思うことをプラスアルファしながらしていくことが可能です。
同僚や上司の目線ばかりを気にして看護の仕事に滅入るのではなく、自分がこの患者さんにできることはなんなのかって考えて行った方が絶対仕事が楽しくなると思いますよ。
④医師の指示はある程度包括的でアセスメントから実行まで看護の判断裁量部分が広い
訪問看護への指示は注射など細かく確認が必要な部分はもちろんありますが、基本的にはある程度包括性をもって在宅医orかかりつけ医から指示されることになります。
看護で判断すべきこと、アセスメントすべきこと、取り組むべきことの範囲はおそらくは病院の比ではないくらい広いでしょう。
言われたことだけをすることが看護の仕事ではなく、アセスメントを基に積極的に患者さん家族に関わっていく、影響を与えていく、それが本来の看護師の仕事だと思いますよ。
⑤”看取り”がやりがいのある業務になる
病院での看取りが全て悪いとはもちろんいいません。がしかし在宅での看取りは生活での延長線上に存在し、患者さんと家族の複雑な、素晴らしい人間関係の延長線上のドラマを一緒に共有できる大変やりがいがある業務です。
病院のように生活から切り離した場での看取りとはまた違う”在宅での看取り”・・やればわかりますので是非全ての看護師さんに経験してもらいたいと思います。
⑥幅広い看護能力、応用力が身に着く
基本的に在宅で対応する患者さんは病棟とは違い特定の疾患だけということはありません。認知症、癌終末期、COPD、ALS、脳梗塞後遺症、アルコール障害、骨折後などなど・・・・様々な患者さんを色んな科の医師と、同僚の看護師と経験することで幅広い、どこでも役に立つ看護能力が身に着きますよ。
⑦ある程度働き方を選択できる
現在どこの訪問看護ステーションも人員不足で悩んでいるところがほとんどです。パートでも常勤でも、待機ありでもなしでも、ある程度どのような勤務条件でも選択することが可能かと思います。
ライフスタイルにあわせて働けるっていうのも魅力の一つではないでしょうか?
ということで以上7点について簡単に述べました。
もし「看護師の仕事ってつまんないな」とか「お金のためだけに看護の仕事してるよ」「早く辞めたいな」って考えている看護師さんいましたら是非一度訪問看護を見学、経験してみてから言ってください。
きっと後悔しないはずですよ!。札幌の方で希望あれば以下から当院へ連絡どうぞ~
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