公開日:2018年05月04日

これから5年間は病院間格差が間違いなく拡大する。あなたの働いている、通院している病院は生き残れますか?

こんにちは、札幌の在宅&かかりつけ診療医@今井です。

GWですが時間をみつけて集中的に医療情報確認してアップしていきたいと思います。

メディウォッチの記事でこんな記事をみつけましたので是非一読してみてください。

高収入の病院はより収益が増加し、低収入の病院では大幅減となるところも―厚労省

要点としては

①収入の多い病院ではより高収入となり、収入の少ない病院では、大幅な収入減となっている

②これは病院間の競争が激烈となっているのが原因

③とりわけ外来部門でその傾向が顕著である

となっています。

病院はその提供する仕事の性質上参入障壁が高く”守られた”中での経営となっていますが、病院間での競争がさらにこれから激化してくるといよいよ立ちいかなく病院がでてくるのは必至でしょうね。

札幌でも思いつくだけでもいくつかの病院が「なんでこんな方針で経営してるんだろうな」って外部からみても不思議に思う所がいくつかあります。

自分の予想としては厚生局への届出の移行期間である今年の10月くらいを目途に、まずはかなり厳しくなってきている病院の中のいくつかは身売りを含めは今後の先行きを考えるでしょう。さらに10月乗り切ったとして経営方針のない病院はおそらく2年後の改定前後くらいで立ちいかなくなるような気がします・・・・

いずれにせよこれまで経営方針がなくても生き残っていた病院は少なからずあったのが事実ですが、昨今の厳しくなる社会保障の中では潰れることになるでしょう。これは結構地域に与えるインパクトは大きいでしょうね。

ちなみに病院間格差が進むこと=医療の地域間格差が進行することに他ならないです。あなたの勤務している、通っている病院は本当に大丈夫でしょうか?将来に備え必要なら今から先をみて行動することが医療者としても、患者としても必要になることがあるかも知れませんね。

皆さんのご意見はいかがですか?

 

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