公開日:2018年04月28日

AIの進化により、これからは病気の診断に関しては医師の仕事ではなくなっていくのでしょうね・・・

こんにちは、未来を考えることが好きな札幌の医師@今井です。

医師の仕事ですが将来は診断に関してはAIにその役割を渡すことになるのでしょうか?興味深い記事がありましたのでご紹介します。日経デジタルヘルスより

日立、読影医の知見とディープラーニングを融合

医師の知見を取り入れ、病変検出の根拠を説明できるAI(人工知能)アプリケーション――。これは、日立製作所が現在、開発を進めているAIによる画像診断技術である。

従来の読影医の知見に基づいた病変の判別とディープラーニングによる学習モデルの両方を融合し、画像診断の質と効率の向上を支援していく。「2018国際医用画像総合展(ITEM2018)」(2018年4月13~15日、パシフィコ横浜)で、そのコンセプトと今後の開発計画を紹介した。

日立が考えるAI技術を活用した画像診断支援ソリューション「DI×AI」(Diagnostic Imaging with Artificial Intelligence)は、「ハイブリッド・ラーニング」を開発コンセプトとしている。ハイブリッド・ラーニングとは、医師の知見に基づいて病変の特徴量を抽出するルールベース手法と、AI技術のディープラーニングを融合・進化させた独自の技術だという。

ハイブリッド・ラーニングの特徴として、担当者は次の3点を説明する。第1に、病変を自動的に検出する学習モデルに、医師の知見をベースにした病変の特徴量を取り込むことによって、比較的少ない画像データでも高い病変の検出精度が期待できる。

第2は、出力根拠がブラックボックス化するというディープラーニングの課題を解決できる可能性がある点。「医師の知見を取り入れることによって、病変がなぜ検出されたか説明できるようになる」(説明担当者)というわけだ。

第3は、第1に関連して、十分な量の教師データの収集が困難な症例への対応が期待される点だという。

ハイブリッド・ラーニングによる画像診断支援への取り組みは、肺がんをはじめ、脳疾患、ロコモティブシンドローム解析などでアプリケーションを開発中である。今後、乳がんや認知症などの診断支援も対象に進めていくという。

 

とても楽しみな技術ですね。これからは画像に限らず通常の問診などでもAIがかなりの役割を果たすようになっていくでしょう。2020年以降のもう少し先の話かなと考えていましたが思ったよりAIが臨床現場に出てくる時期は早くなるのかも知れませんね。

 

では医師の仕事はどうなるのか・・・・・絶対なくなることはないですが、何が医師の本質的な仕事となるのか、きちんと考え準備しておかないと10年後、20年後にはリアルに必要とされなくなる医師がでてきてもおかしくないのかも知れませんね。

皆さんは医師の仕事、将来どうなると考えますか?よければ教えてくださいね~

 

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