公開日:2018年03月22日

【Society 5.0時代のヘルスケア】において医師に求められる能力を予想してみる

こんにちは、AIやIoT、ブロックチェーンが医療にどう影響を及ぼすか非常に興味のある札幌の医師@今井です。

表題の如く【Society 5.0時代のヘルスケア】において医師に求められる能力とはなんでしょうか?経団連からでていた資料【Society 5.0時代のヘルスケア】がまとまっていたのでそれをみながら検討してみたいと思います。

 

これからの時代では医療分野においては個人がデータ化され、その個々のデータが行政にビックデータとして収集されさらなる治療や診断、予防医学などのため活用される社会、データサイエンス全盛の時代となっていくのでしょう。

集まったビックデータの情報と個人の状況を鑑みて治療方針などの選択肢を出す業務は必ずAIが行う時代がそう遠からずくるはずです。どうブロックチェーン技術が利用されるようになるのか正直予想つかないですが電子カルテや情報管理も劇的に変化するはずです。

その中で医療者、特に医師はどのような仕事をすることになるのか皆さんは想像できるでしょうか?

何でも情報化されていくであろう時代に医師に求められる仕事は、必要な医療を必要な人に必要なタイミングでどう提供していくのかを判断することになるでしょう。その判断を多職種連携の中で責任をもって行っていくことが医師の仕事になると自分は考えています。

治療自体もAIが進化し機械での手術がメインになってくると医者の仕事はあくまで機械が治療をするのをサポートする、最適化する業務になってくるはずです。手術も人間がメインでするのはあと10年くらいとなるでしょうかね。

①ビックデータを基にAIがおこなった判断が、患者さんにとって最適かどうかを判断する

②その判断を基に実際治療を行う。(治療はda Vinciなどに代表される機械がメインになるかも)

③AIによりもたらされた医学的情報を実際の現場で他職種に繋がりながらケアや生活指導などにフィードバックしていく

④AIでは判断しきれない感情や倫理面での問題などを多くの人とコミュニケーションをとりながら判断していくのも重要な仕事

 

人間が一人で経験できる症例、診察できる患者さんには限りがありますのでビックデータを活用したAIには診断精度では勝てなくなる時代がすぐそこにくるでしょう。その時に必要とされる医療者、医師になるには今から将来を自分で考えて準備する必要がありますよね。

たとえ予想が外れたとしても自分は今から準備していきたいと思います。皆さんはどうされますか?ご意見あればおしえてくださいね。

 

現在医師募集中→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加