公開日:2018年04月08日

病院での高齢者医療の限界は外部からみるとよくわかる。フレイルの状態の高齢者いつまで病院で診るの?

こんにちは、連日外来診療中の札幌の総合診療医@今井です。

バイアスがかかっているのかも知れませんが当院の外来にこられる高齢者の患者さん、何かあったらすぐに寝たきりになりそうな方本当に多いです。もしくはかなりADL低下しているけれど何とか外来通院している<外来以上訪問診療未満>の対応が必要な方も結構います。

そんな患者さんですがちょっと病状の変化がある、もしくは複数科にまたがる対応が必要になった場合は本当に些細な事でも結構な問題になります。

服薬はどう管理するのか、だれが処置を見守るのか、介護の体制はどうするのか、体調崩したときは往診するのかしないのか、などなど・・・・・

上記のような問題って病院にいる限りほぼ見えませんし外来医はみようともしないでしょう。(時間的な制約もありますし当然ですね)病院通院は確かに検査機器の面や何かあった時の保険と考えるいい点もありますが、反面生活に密着した医療や介護の支援は期待できませんね。

ということでフレイル状態の高齢者の診療に関しては大病院に通院していいことはあまりありません。早くこの現実に多くの人が気がついてくれるといいんですが・・・・まぁすぐには難しいですかね。かかりつけ医として地道に活動していきます。

 

現在医師募集中→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加