公開日:2018年04月08日

在宅医療、介護従事者をハラスメントから守るには?チェック体制や報告先の整備など、ルールの早急な構築が望まれます。

こんにちは、札幌の訪問医@今井です。

在宅医療・介護の現場はどうしても密室になりやすく、さらにその従事者も女性の割合が多いためどうしてもクライアント(患者さんや家族)からのハラスメントを受ける場面が多いかなと思います。

これまでも諸々単発ではそのような話題はでてきましたがようやく厚生省の社会保障審議会でも取り上げられることになったんですね。まあ遅すぎのような気もしますが・・・・・以下記事より

ヘルパーがハラスメントを受けている? 看護協会、訪問系の実態調査を要請

「訪問看護や訪問介護といった訪問系サービスの安全、あるいはハラスメントの問題が少し顕在化してきたのではないか」。
4日の社会保障審議会・介護給付費分科会 −− 。日本看護協会の副会長を務める齋藤訓子委員がそう切り出した。

厚生労働省は今回、特養や老健の安全・衛生管理体制の課題を探る調査研究を今年度に行ってはどうかと提案。これを受け入れつつ、訪問系サービスについても同様に十分な実態把握が必要ではないか、と対応を求めた形だ。
齋藤委員は席上、「訪問系サービスは密室になるので見えにくい。我々も色々と情報提供を受ける。利用者側も、サービスを提供する側も、ハラスメントなどの被害を受けることがある」と指摘。「担い手の裾野を広げ、できるだけ離職を防いでいこうという動きになっているが、こうした問題があれば躊躇する人もいる。人材確保に直結するテーマだ。できれば調査を立ち上げて欲しい」と注文した。
こうした声は以前から、一部の専門家や現場の関係者などからあがっていた。「どういった調査ができるのか、これから検討していきたい」。厚労省の担当者はこの日の会合でそう応じた。齋藤委員はこれを受けて、「ぜひ前向きに検討してもらいたい」とくぎを刺した。

ということでした。この問題で一番重要なことは、とにかく

医療・介護従事者を守ること

これが一番大事です。なのでどうしたら守れるのか、その仕組みをどうするのか、問題が起きたときに当該事業者がどう対応すればいいのか、その際に患者さんや家族をどうすべきかなどを早急にルール化すべきかと思います。

皆さんのまわりではどうでしょうか?同じような事例ありますか?事業所は皆さんをすぐに守ってくれますか?

 

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