公開日:2018年03月30日

医療関係者なら3月29日公表の<人生の最終段階における医療・ケアの普及・啓発の在り方に関する報告書>は一読すべし!

こんにちは、札幌の在宅緩和ケア医@今井です。

本日も急遽往診が入りそうでドタバタとしています。隙間時間をみつけてサクサク更新です。

3月29日に厚生省から<人生の最終段階における医療・ケアの普及・啓発の在り方に関する報告書>が公表されました。

現時点での一般の方、医師、看護師、介護士さんの意識や知識、情報がどの程度なのかよくわかる資料ですので是非一度みておくことをお勧めします。

自分なりに資料を読んで気になった点は

○人生の最終段階に関する医療についての会話がないのは、単純にきっかけがないからって言う人が多いんだな→裏を返せば興味がない訳ではないのできっかけさえあれば話はすることになるんでしょうね。

○その情報を受けたいのはやっぱり医療機関からなんだ→在宅医療を実践しているクリニックがもっと情報発信しないと!!

○ほぼほぼ大多数の国民は事前指示書の作成に賛成で、ある程度意識がなくなったとしても代理人にそれにそって意思決定してもらいたいと考えている。ACPにも賛成が多数。

○癌終末期であれば自宅で過ごしたい人が多いけれど、認知症であれば施設が希望の人がやっぱり多い。家族の迷惑にはなりたくないと考える人がほとんどなんですね。

 

あげればきりがないのでこのくらいにしておきますが、やっぱりある程度現実の医療者や一般の人がどのように考えている人が何割程度いるのか、アバウトでもしっておくことは医療者としては大事でしょうね。

5年後10年後の調査はどうなっているのか・・・・そっちも興味がつきないですね~

興味ある方続きどんどん読んでくださいね!!

 

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