公開日:2017年11月12日

めまいの診療について

日曜ですが朝から嘔吐や腹痛の患者さんの対応しています・・・・

 

こんにちは、本日はめまいの診療について簡単に書いてみたいと思います。皆さんもめまいの症状これまで経験された方いるかと思いますが、本当につらいめまいのときは「これはやばいから病院いかないと・・・」って医者である自分でも思うくらいなので不安になるのではないでしょうか。

以下簡単にめまいの診療について書いていきたいと思います。

一言にめまいと言いますが色々原因があります。まずはめまいと言われる症状の原因について述べてみます。大きく分けてめまいの原因は①耳からくるもの②循環器からくるもの③脳が原因となるもの、の3つに分類することができます。

①に関しては代表的な疾患としてはメニエール病や突発性難聴がありますが、それ以外にも騒音障害によるもの、薬による薬剤性によるものなどがあります。耳が原因のめまいの場合は、多くはめまいのみならず耳鳴りや平行感覚障害なども伴いますので、この時は当院であれば軽症であれば当院で投薬加療をするか、中程度から重度の症状であれば耳鼻科での精査をお勧めします。

②に関しては仕事をされている方であれば日中にとる水分が少なく、午後から夕にかけて脱水となりめまいがおきたり、起立性低血圧が原因でめまいとなることもあります。泌尿器科薬などでαブロッカー服用している方はよくなりますので服薬状況の確認も必須ですね。また一過性の不整脈などの失神症状をめまいと表現されるかたもいますので、めまいの診療では心臓の疾患の疑いも検査は必要となる場合もあります。

③の場合は危険なめまいの代表である小脳梗塞がまずはあるでしょうか。他には椎骨脳底動脈の血流不全、神経難病に伴う小脳症状からのめまいなどもあります。

もちろん頻度としては多い良性発作性頭位眩暈症も忘れるわけにはいきませんね。

 

こんな感じでまずはそのめまいがどこからきているのか問診や検査で判断し、そして治療を考えることを当院では行っています。

 

めまいの症状気になるかたいましたら相談にきてくださいね。

 


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