在宅医療の適応と、機能強化型の在宅療養支援診療所の役割について思うこと

最近昼ご飯はセブンのサンドイッチをほぼ毎日食べています、今日はこれでした・・・

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ちなみにお中元のさくらんぼも頂きました。ありがとうございます。

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さて本日は在宅医療の適応と機能強化型の在宅療養支援診療所の役割について思うことを簡単に書いてみたいと思います。

そもそも在宅医療の適応がある、導入した方がいい人ってどんな人ですか?って聞かれて皆さんはどう返答するでしょうか?多くの人は「肉体的や社会的条件によって通院が定期的には困難で~~」って答えるのではないかと思います。それはそれで正解でしょうが、一番大事なのはやっぱり「患者さんや家族が住み慣れた自宅にいたいと思っていて、その希望にこたえるためには在宅での医療の提供が必要だから」って言うのが一番根本に必要なんではないでしょうか?

逆に言えば明らかに歩行困難で動けなくて訪問診療の保険適応を満たしていようが、本人や家族がどうしても外来受診していきたい!!って思っている場合は在宅医療(訪問診療)を押し付けるのは間違っていると感じてしまいます。

・・・・・ところで昨今の医療介護状況ですが、そんな「自宅にいたいと希望する患者さんを診たい」という在宅医の気持ちとはウラハラにどんどん何でもかんでも在宅復帰への推進がすすんでいっていますね。5年後、おそらくは「自宅にはいたくないけれど、行くところがないからやむを得ず過ごしている」っていう患者さんやそんな患者さんを介護している家族の方って激増していると思います。そんな患者さん家族への対応、実は在宅医でもすっごく困ります。自宅でできる限られた医療処置で診察する医師VSできる限りの治療を希望する患者さん家族、となると結果はどうなるか・・・・・えぇ、考えるまでもなく地域の病院への搬送が激増するような気がします。

そんな望まない在宅生活、医療を強いられるようになった患者さんや家族を誰が対応すべきか・・・・自分はそんな困った、手のかかる患者さんこそ機能強化型の在宅療養支援診療所が積極的にみるべきではないか、と思っています。既存の開業医の先生や単独型の在宅療養診療所はある程度困らない患者さんをみて、複数医師やチーム医療がある程度完結できる機能強化型の在宅療養支援診療所がそんな患者さんが診ていく、そんな形もありなのかもしれませんね・・・・

機能強化型の在宅了承支援診療所とはどうあるべきか、これは国から提示される上意下達の形ではなく、在宅医が率先して考えなければいけない課題だと感じています。

 

ということで昼の更新はこんな感じで終了です。時間があれば夜にも再度会いましょう・・・・

 

 

薬剤師さんの居宅療養管理指導の話・・・

クリニックは1階部分がだいぶ認識できるようになってきましたね・・・

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こんにちは、今日は患者さんの振り返りカンファレンスに参加してきました。

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患者さん家族に援助できる制度やサービスはいくらでもあるけれど、どこまで医療、介護職が介入してあげることがその家族にとって大事なのか、場合によっては介入しないで見守ってあげることが大事なのではないかっていうことを多職種で共有してきました。次の患者さんを診ていく時、今日のカンファで話したことはきっと全員無駄にはならないでしょう。こうやって1例1例大事にしていきたいですね。

 

さて先日とある介護保険を持っている患者さんのお薬の配達をあまり馴染みのない某薬局さんに何回かお願いしたところ、通り居宅療養管理指導の報告書を送ってこられました。中身をみて???となった記載がありました。

「前回居宅療養管理指導を算定してから6日しかたっていないため今回は医療保険で算定致しました」

???・・・・訪問看護でもそうですが介護保険は原則医療保険に優先する原則のはず、しかも日数って何か関係あるんだっけ?と思って調べてみました。

↓以下引用

 

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ですよねー・・・・6日以上の間隔をあけることっていうのは知りませんでしたが原則は介護保険優先ですよね。医療保険での請求(在宅患者訪問薬剤指導管理料)はだめなんじゃないでしょうか?と思って早速当該薬局さんに電話してみました。だって制度しらないのかも知れないですし・・・

今:「こんにちは、○○患者さんの件で電話しました。~~~で医療保険での請求ってまずいんじゃないでしょうか?」

薬:「でも在宅をよく知っている薬剤師さんから介護で請求できないときは医療で請求挙げていいよっていわれたんですよね」

今:「?」

薬:「自分も在宅は詳しくないんですが、知り合いに聞いてこうしても大丈夫だって・・・・・介護保険が優先なのは知っていますが・・・

・・・・・ということあれです。全部知った上で請求しているんですね。確かに生活保護の患者さんで一部負担金ないしさらに認知症独居の人だけどそれってだめじゃないですかね、というか保険請求通るんでしょうか?

薬「今までも同じようなケースでは請求していましたけど返戻は1例だけでしたよ。」

 

うーん、なんでしょうか。これってすごいダメなパターンじゃないでしょうか。自分は薬局さんにその請求は辞めた方がいいとは忠告しましたが理解してくれたでしょうか・・・・というかこんな請求札幌ではみんなしている訳ないですよね?心配になって他の懇意にしている薬局さんに聞きましたがもちろん駄目です!!って言われました。まぁ当然ですよね。

 

この問題、この某薬局さんの問題だけでしょうか?それとも地域で他にしている薬局さんあるんでしょうか?誰かお知りの方いましたらこそっと教えてください・・・・・という訳で本日はちょっと灰色なノンフィクションの経験談のお話でした・・・

第3回在宅医療協議会総会に参加してきました

今日も日中はドタバタとした動きでした・・・・

 

こんにち、本日は19時から札幌の在宅医の総会である第3回在宅医療協議会総会に参加してきました。

↓配られた資料です。こちらは各医療機関の在宅医療の実施状況の情報が記載されています。(改定第2版です)

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↓在宅医療のハンドブックです

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↓挨拶されるさかもと医院の坂本先生です。

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↓そよかぜの吉崎先生です。

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この後講演会があり解散となりました。印象としては少しずつですが本当に在宅医の組織が札幌でもつくられつつあるんだなぁと・・・・素人っぽい感想で申し訳ないですがそんな実感を受けました。今後当院が活動していく中で、どうこの組織の中でもうまく他医療機関と連携していけばいいのかってことをゆっくり検討していきたいと思います。

 

さて本日の医療ニュースはこちら、メディカルウイングについてです。ずっと以前から導入のために活動されてきたのは存じていましたがついにここまできたんですね。地域医療にどの程度いい意味での影響がでてくるのか非常に楽しみですね。

財形新聞より http://www.zaikei.co.jp/article/20170628/380740.html
国内初の医療用ジェット機「メディカルウィング」、北海道で運用開始

北海道の高橋はるみ知事は、26日に行われた道議会の答弁で、過疎地などの患者を都市部や首都圏の病院に搬送する、国内初となる医療用ジェット機「メディカルウィング」を、7月末から運用開始すると表明した。

ドクターヘリ、という言葉は比較的知られているが、メディカルウィング、というのはあまり広くは知られていない言葉ではなかろうか。

ドクターヘリとメディカルウィングには、共通点は存在するが、その守備範囲はかなり異なる。

ドクターヘリは、緊急性の高い救急現場などに医師を急行させ、初療時間を早め救命率を向上させるためのものである。ヘリコプターであるので、活動範囲に限界があり、半径約50~100キロメートル程度だ。

これに対し、メディカルウィングはジェット機であるから、日本全国の空港間を接続することができる。その目的は、救急救命ではなく、緊急性や重症度の高い患者を安定的に、効率よく搬送することで、高度医療の地域的偏在を平準化することにある。

北海道は、広域に住人が分散しており、医療資源の偏在、なかんずく札幌市への偏在が激しい。従ってメディカルウィングが極めて有効である、と高橋知事はその意義を強調している。

運用にあたっては、北海道医師会、札幌医科大学などが連携する形となる。もともと道医師会などがつくった「北海道航空医療ネットワーク研究会」が2011年から2013年にかけて試験運用を行っており、その成果が確認されたことから、2017年度に予算が認められた形である。予算額は8,000万円程度であり、半分は国が負担する。

実際に運行を行うのは、愛知県の中日本航空。愛知県営名古屋(小牧)空港を拠点に、複数の機材を活用する方向で検討が進められている。(藤沢文太)

 

朝早くおきると夜は9時には眠くなってしまいますね・・・

どのようなスケジュールで在宅医としての研修をしているのか

月曜は忙しくて全く更新する暇がありませんでした・・・・

 

こんにちは、6月も残すところ数日・・・あっという間にレセプト業務が視野に入ってくる時期になってしまいました。ところでこの何日か見学に来てもらっていた先生ですが、来月から当院で勤務してくれることになりました!!元々札幌の緩和ケアを専門にしていた病院で勤務されていたベテランの先生ですので当院の緩和ケアの医療提供面でのレベルアップにつながってくれると思います。本当に楽しみです。当院の常勤医は自分も含めこれで実質6人になりますが、色んな科の出身であるためお互いに勉強しながら切磋琢磨していきたいですねー。

さて新しい先生もくるということですが在宅医療は皆さん知っての通り外来や病棟での医療とは考え方や制度自体がかなり違います。また医師に求められる能力や知識ももちろん全くの別物です。なので本日は当院の医師が在宅医療に慣れるまで、どのようなスケジュールで在宅医としての研修をしているのかを簡単に述べてみたいと思います。

在宅医療未経験の医師の場合はこんな感じです。

入職~2、3ヶ月:各先生に診療同行し訪問診療の実際を見学、電子カルテ操作の習熟、制度の勉強開始

2~4ヶ月:習熟具合をみて状態安定している定期の訪問診療開始、新患さんは問題のあまりなさそうな患者さん中心で。患者さんは午前と午後各1コマで1,2名程度ずつから

4、5ヶ月~:平日待機当番を月2回程度から開始、可能であれば癌末期などの重症度の高い患者さんの診察開始

6ヶ月~:週末待機当番開始、必要あればそのバックアップ

~1年:問題なくある程度一人で行動可能

 

おおまかに言って大体こんなスケジュールで在宅医療に馴染んでいってもらっています。どうでしょう、何かしら参考になりますでしょうか?在宅医療を専門にしている医療機関でも医師の研修にこれだけ時間をとらないといけないってことを考えると、これから爆発的に増加する在宅医の需要にどのように医療界が答えていくのか早急に考えないといけないかも知れませんね・・・・・

 

さて本日の気になる医療ニュースはこちらです。薬事日報のこの記事、皆さんは何か違和感を感じませんか?

 

薬事日報 社説より http://www.yakuji.co.jp/entry58822.html

内輪の争い相手を利するだけ

新潟薬科大学が長野県上田市に予定していた「長野薬学部」(仮称)の開学を事実上、断念した。28日に開く予定の理事会で正式に決定する。

長野薬学部の設置をめぐっては、長野県が県内の医療団体の了承を条件に、財政支援を検討する意向を示していたが、長野県薬剤師会が4月の理事会で「賛成しない」ことを決定したことで、計画の凍結を余儀なくされた。

長野県薬は、反対の理由として、地方の私立大学などで深刻化している定員割れの問題などを挙げたが、関係者の間で今後の18歳人口や地元の進学ニーズ、県内の薬剤師不足などのデータを踏まえ、定員100人の薬学部を設置することの是非について、侃々諤々の議論がなされたという印象を受けなかった。

長野県薬と上田薬剤師会の確執も影響したとされている。長野県薬と上田薬剤師会の間では、会費徴収・納付義務をめぐって訴訟に発展し、現在も係争中だ。進学を希望している地元の高校生もいることを考えると、こうした感情は、一旦、差し置かれた上で議論されるべきだったが、両者の対立に巻き込まれる形で、県内の関係者が一つになって進めるはずの「薬剤師養成」の計画を断念せざるを得なくなった。

いまの薬局・薬剤師業界が置かれている状況をみると、相手に対する感情が先行し、物事がうまく進まない。そんな“空気”が蔓延しているように感じる。

ハーボニーの偽造薬問題では、本来であれば、日本薬剤師会、日本保険薬局協会(NPhA)、日本チェーンドラッグストア協会が率先して対応策を講じなければならないが、3団体による医薬品の受け渡しに関するガイドライン策定は、行政からの強い要請に応じる形で進められた。

最近では、NPhAが2018年度診療報酬改定等に関する要望書の中で、調剤基本料や基準調剤加算、かかりつけ薬剤師指導料について、「複雑化し不公正な状況をもたらしている」などとし、「調剤基本料を一本化する方向で見直す」ことを求めるなど、雲行きが怪しい。

長野薬学部の設置計画の行方は、薬局・薬剤師業界の縮図だったのではないか。仮に、互いの感情を乗り越えて、真摯な議論が尽くされれば、かすかな光を見出せるのではと期待していた部分もあった。

秋以降、6年に一度の医療と介護の同時改定の議論が本格化する。財源が限られる状況で、これまで以上に厳しい戦いを強いられそうだが、内輪の争いを繰り広げていれば、相手を利することになる。

 今後も、互いの感情を乗り越えなければならない場面は訪れる。業界の将来を見据えた、大局的な視点での対応を期待したい。

 自分がこの記事をみて気になった文言が赤文字にしています。「相手を利する」「業界の将来を見据えた、大局的な視点」などなど・・・・うーん、一番大事なのは業界より国民のための医療提供体制をどうするべきか、その中で薬局、薬剤師さんはどうあるべきかだと思うんですがこの文だと全く全体はみていないような・・・・自分はそんな感じに受け取ってしまいました。皆さんはこの社説、どう考えますかね?
ということで本日はこんな感じで投げかけてブログ更新終了です・・・

デイケアの制度改定についての予想

しとしと降る雨も嫌いではないです、雨上がりにさえずる鳥の声が聞こえてきました・・・

 

こんにちは、今回は時期介護保険制度の変更に向けて議論されている資料の一部をちょびっとだけ提示します。第141回社会保障審議会介護給付費分科会において時期改定における諸々の制度(福祉用具や通所リハ、ショートステイ、デイ)についての話がされはじめています。(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000168709.html を参考にしてください)

その中で本当に少しだけデイケアの制度改定についての予想として、資料の1Pを抜き出します。(他の部分は皆さん各自みてください)

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000168696.pdf より

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時期改定にむけてこうなるんじゃないかと通所リハの分野での予想です。(っていうかこの疑問にひとつひとつ答えていったら予想となりますよね)

①通所リハビリテーションの効果的・効率的な実施を促す観点から、通所リハビリテーションの実施状況についてどう考えるか。特に、通所リハビリテーションと通所介護の役割分担と機能強化、通所リハビリテーションにおけるリハビリテーション専門職の配置の促進、短時間サービスの提供の充実、8時間以上の長時間のサービス提供の位置づけについてどのように考えるか。

→通所リハ短時間サービスの提供の導入、POSの配置の義務かもしくは定員人数の増員?などか

②退院後の利用者や、状態の悪化している利用者等について、必要に応じて早期に通所リハビリテーションが導入できるようにしていくことが重要と考えられるが、どのような方策が考えられるか。

→退院直後に訪問看護と同じように短期間包括で連続使用可能となるか?とか状態悪化後にも同じように連続使用が可能となるか?(特別訪問看護指示みたいな印象かなぁ)

③現在、外来で医療保険のリハビリテーションを受けている患者が、円滑に介護保険の通所リハビリテーションへ移行できるようにするために必要な対応について、どのように考えるか。

→ここって結構大きな問題ですが既存の整形の先生とか院内リハでなくてデイケアに早急に変えなきゃいけないでしょうね。基本的に医療保険での訪問リハ→かなり縮小の方向で間違いないですので。介護保険対象外の人もいるのでもちろんなくなりはしませんが・・・

④通所リハビリテーションの実施にかかる医師の関与の更なる促進についてどのように考えるか。

→訪問リハと同じ。リハへのより積極的なかかりつけ医の参画が求められている

⑤通所リハビリテーションの質を担保・向上する観点から、通所リハビリテーションの実施における生活行為の向上、社会参加の促進等についてどのように考えるか。

→リハにおける機能回復、結果(アウトカム)による加算の導入が始まる。ただこうなるとリハビリしても良くならない、維持期の患者さんが取り残されることのないような制度設計にしないといけないですよね・・・・

⑥ 医療と介護の連携を円滑にする観点から、医療保険・介護保険においてリハビリテーションにかかる計画書等のあり方についてどう考えるか。また、有効性の高いリハビリテーションの実施に資するため、計画書等のデータを収集、分析し、分析結果を事業所へフィードバックするシステムについて、どのように考えるか。

→うーん、ここの部分はどうなるか、正直まだ予想できません・・・周辺資料や会議内容などの情報がでてきたら考えてみたいと思います。

 

という訳で資料一つとっても先々の予想ができますよね。”上に政策あれば下に対策あり”とはよく言ったもので、これらの議論がされているという前提で自分達医療機関も先を見据えてどう対応していくのか、検討していかないといけないと思っています。まぁただ医療の本質は変わらないことは確かですので、必要なのはどう時代に適応した医療を提供していくか、です。

 

これらの変化・・・・過去10年とこれからの10年は比較にならないほど劇的なんじゃないかと思っています。医療者も患者さんも覚悟しないといけないですね・・・

ごう在宅クリニックさんのHPが更新されました

今回は札幌の在宅医療クリニックのご紹介です

 

こんにちは、今回は簡単ですがクリニックさんのご紹介です。自分が在宅医療の基礎を教えて頂いたごう在宅クリニックさんのHPが更新されました。

http://go-athome-clinic.com/

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在宅医療を札幌で勉強しようと思った時、色々クリニックさんを見学に行きましたが一番診療所の運営も含めて自分の考えにぴったりした先生がごう先生でした・・・・よくよくこのHPみてみると診療所内に保育所も完備とのこと・・・・・子育て中の女医先生には働きやすい環境だと思います。興味のある方いましたらごう先生に気軽にご連絡してみてください。FBの更新も楽しみですね。

↓ちなみに自分がお世話になったときの先生との写真です。(今からみると二人とも若いですね・・・)

 

 

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という訳で簡単ですが普段お世話になっている当院のお仲間在宅クリニックさんのご紹介でした。参考にしてみてください。

金曜日に飛び入りで診療所に見学の先生が来られました

土日は天気が悪そうですね・・・・

 

こんにちは、突然ですが金曜日に飛び入りで見学の先生が来られました!!水曜医に見学希望の連絡あり調整、早速2日後の昨日、自分の診療についてもらって一緒に患者さん宅に行ってきました。在宅医療ってこんな感じなんだなって1日みてもらったらある程度理解してもらえたんじゃないかなと思います。(車内ではずっとしゃべっていましたし・・・)先生は元々緩和ケア科で勤務されており、現在は在宅での緩和ケアに興味があるのこと・・・・その部分に関してお互いの意見を交換しましたが、自分も立場が違った医師の話を聞けて大変勉強になりました。

先生は月曜も和田先生の診療につきたいとのこと・・・・自分以外の在宅医の診療もみてもらい勉強してもらえればと思っています。

自分もそうですが他施設を見学することは学びが多いですし刺激的ですね。当院はこんな感じで見学にくる、診療に興味がある医師や看護師の見学を積極的に受け入れています。興味のある方は是非ご連絡ください。

 

さて本日の医療ニュースというか、気になる動画はこちらです。個人的にはドローンって必ず医療分野で活躍できるようになるなって勝手に注目しているんですが、こんな実験しているところあるんですね。(他にもあるでしょうが目についたのはこの動画でした)

 

 

薬の配達だけドローンでしてどうするのか?って思うことなかれ・・・・・IT技術と組み合わせ、数年で遠隔診療が本格的に解禁になったとき(いいか悪いかは別として)に僻地でどう活躍できるのか・・・・・札幌などのある程度医療資源のある地域では必要ないでしょうが北海道の地方では必ず出番がでてくると思います。みなさんはどう思いますか?先々の事を自分で予想してみるってこと、面白いですよね。

在宅医が主人公の漫画?

あっという間に6月も終わりそうですね・・・・・

 

こんにちは、在宅医療の情報、youtubeなどの動画媒体でみたことはありましたがこんな媒体もあったんですね。

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うーん、在宅医が主人公の漫画?まででているって全く知りませんでした。中身だれか読んだことある方、いらっしゃいますか?是非教えてほしいです。(自分で買うのもなぁ・・・・・

ひとまずここをみてみると(http://news.mynavi.jp/news/2017/05/30/397/

魚戸おさむがビッグコミック(小学館)にて連載中の「はっぴーえんど」1巻が、本日5月30日に刊行された。監修は大津秀一が務めている。

北海道・函館を舞台に描かれる「はっぴーえんど」は、在宅診療所に務める医師・天道が主人公。臨終の場に自宅を選んだそれぞれの患者と、彼らと向き合う“看取りの医師”の天道による、人間の死生観を問う物語だ。

・・・・以下略

となっています。

 

確かに在宅での看取りは一人一人にストーリーがありますよね・・・もちろんいい話や家族愛に感動することが多いですが、経過で色んな意味での問題がある(あった)患者さんやご家族もいらっしゃいます。この漫画、在宅看取りや医療の普及のためにはいいな、と思いますが、読んだ人が在宅医療、看取りの実際を美化してしまわなければいいなぁと思うばかりです・・・・

ってつらつらと思いましたが、何よりまずはやっぱり読んでみたいって気持ちが強くなってきました・・・・これからアマゾンで注文することにしたいと思います。

 

今日のニュースはこちらの記事です。当たり前の内容ですが大まかな数字を押さえておくことはやっぱり大事ですよね。頭の片隅にこの内容覚えておきましょうか・・・

m3.comより https://www.m3.com/news/general/539605

介護給付費9兆円突破 15年度、伸びは鈍化

厚生労働省は20日、2015年度の介護保険事業状況報告を発表した。介護サービスの利用者負担(1~2割)を除いた給付費は、前年度比2・2%増の9兆976億円で、00年に介護保険制度が始まってから初めて9兆円を超えた。

15年連続の増加だが、増加率は前年度の4・6%に比べ鈍化。1人当たりの給付費は前年度より千円少ない26万9千円で、9年ぶりに減少した。厚労省は、事業者に支払う介護報酬を15年4月に2・27%下げたことや、同年8月から高所得者の自己負担割合を2割に引き上げたことを主な要因に挙げている。

要介護認定を受けた人は、16年3月末時点で前年度比14万6千人増の620万4千人。うち65・2%が比較的軽い要支援1から要介護2で、最も重い要介護5の人は9・7%だった。

65歳以上の人に占める認定者の割合は、全国平均で17・9%だった。都道府県別では、埼玉県が最も低く14・3%。和歌山県が最高で22・2%だった。

給付費の内訳は、訪問介護などの居宅サービスが4兆6874億円を占め、特別養護老人ホームなどの施設サービスが2兆8483億円で続いた。利用者負担を含めた全体の費用額は、前年度比2・5%増の9兆8326億円だった。

 

 

という訳で今日も簡単に更新でした・・・

 

 

在宅での緩和ケア=普遍的な医療

専門医制度についてなんだかんだ言っていても自分の専門医更新はひっそりと終了しました。

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ただ開業してから”先生の専門なんですか?”なーんて患者さんから聞かれること、ほとんどないですね・・・・

 

こんにちは、今日はこちらの記事をリンク先からまずはどうぞ・・・

Q life pro より 【緩和医療薬学会】在宅での緩和医療、保険適応外処方が課題-勤務医と在宅医に温度差も http://www.qlifepro.com/news/20170607/palliative-care-at-home.html

要は”病院で使用できたものが適応外使用となるため処方した医師の持ち出しになる”って話なのです・・・ケタラールやオリベス、ドルミカムやセニラン。はたまたPPIとプリンペランの併用、などが自分がさらっと思い出せる緩和領域での適応外処方です。これらの薬剤使用できないかっていうともちろんそんなことはありません。

ただ”保険請求できないので保険医が自腹を切って患者さんのために使用している”ってのが現状です。これまでもこの問題は自分も取り上げてきましたが(http://www.imai-hcc.com/archives/3019

とか http://www.imai-hcc.com/archives/4849 などなど)在宅緩和ケアを推進するためには是非改正してほしい点ですね。

 

さて緩和ケアについてちらほらと・・・・・在宅緩和ケアと言えば、最終的には在宅でのお看取りをどうしてあげるのか、という点に収束するのではないでしょうか?当院は今年の1月からこれまでの半年で55名の方を在宅でお看取りしてきました。最後まで薬を飲むことを拒否し痛みを我慢した方、独居でもいいので自宅で過ごす事を希望された方、緩和ケア病棟に入院予約をしていたけれどやっぱり自宅が素晴らしく良くて結局ご家族に看取ってもらった方、病院と在宅を行ったり来たりしながら徐々に体力低下し、最後には病院にもう行かない事を選択した方、薬もあまり使わなかったけれど静かに眠るように亡くなった方、本当に10人いたら在宅でのお看取りは10人が全く違って一人として同じだった!ってことはまずありませんね。

当院は特に在宅緩和ケアの専門クリニックでもないですし難しい、特別なことはなーにもしていません。大事にしているのは”その人らしく過ごすにはどう支援してあげたらいいか”ということ・・・・宮の森の地でどうしたら地域の人の役に立つ医療機関となれるのか、日々自問自答しています。今は在宅での緩和ケア=非日常的こと、っていう認識をもつ人が多いですが少なくともこの地では10年後には在宅での緩和ケア=普遍的な医療、っていう認識を地域の人にもってもらえるようになったらいいですね。

と、取り留めもなく書いてみましたが今日は簡単にこのくらいで終わりにしたいと思います・・・・・

在宅医療×ICF

毎日時間があっという間ですね・・・・

 

こんにちは、当院は職員が研修に参加したときには参加の補助をする代わりに研修のフィードバックを報告書等でしてもらうようにしています。先日当院のリハビリセラピストの桑原君が日本訪問リハビリテーション学術大会に参加したとのことでそのレポート読ませてもらっていたのですがICFを訪問リハに積極的に取り入れよう、という項目が気になりました。このICF・・・・ケアマネさんには常識だと思いますが医療職にはあんまり馴染みのない言葉(特に病院にいたら)・・・・・少し自分なりにまとめてみましたので皆さんも気軽に読んでいただければと思います。

 

↓以下自分なりに簡潔に在宅医療用に理解した内容

在宅医療×ICF

ICF International Classification of Functioning, Disability and Health

①ICFとは:在宅療養が必要な患者に対し、生きることに必要な要素を当事者目線で解析したもの。”生きる”ための構成要素を3分割にクリアカット。心身機能・構造、活動、参加から評価。その構成要素も環境因子と個人因子に分けて分類、実際に活用していく

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②ICFの利点:マイナスの視点からの決別。医学と生活モデルの結合。疾病に関わらずその人の視点で問題点の抽出、その把握がしやすい。それにより各職種がその人にアプローチする方法を考えやすい。医療職と介護職の連携ツールとして有用。

③ICFの欠点:問題抽出のレベルが低下が懸念。また問題へのアプローチ自体も全体をみつつとなるため中途半端となる。(各職種によるが)

④ICFと在宅医療:問題をクリアに!!→解決する、という医者の思考回路とは違い、現状把握→できることをしていく、という形となるため訪問看護や訪問リハ、ケアマネには使用しやすいツールだろう。今後在宅医が適応していく時に、医師としての専門職の立場、ICFという生活支援モデルの中での支援者の立場、の明確な使い分けの意識が求められるのではないか・・・

今回は本当に簡単に在宅医療者の立場からまとめてみました。ICFに興味のある方はどんどん自分で理解を深めてみてください。

 

というわけで本日のニュースはこちら、北海道のニュースです。

こちらの施設、今週金曜に内覧会とのことで当院のスタッフが大勢見学する予定です。地域によって求められる医療や介護ニーズは違うと思いますが、恵庭にこんな立派な施設ができるのは地域の人達にとってとっても財産になりますね。宮の森ではどのような形態が望ましいのでしょうか・・・・・自分も模索していきたいと思います。

 

 

遊都総研より 【ニュース】 三井ホーム北海道、緩和ケアクリニック・恵庭の複合医療施設「恵庭コミュニティービレッジ ピッセ」が6月23日に完成 北海道恵庭市 http://yutosoken.com/wp/2017/06/20/mitsuihome-2/

2017.06.20
三井ホーム株式会社(東京都新宿区、市川俊英社長)は、グループ会社の三井ホーム北海道株式会社(札幌市東区、田口修社長)が建築する緩和ケア複合医療施設「恵庭コミュニティービレッジ ピッセ」(北海道恵庭市)が、6月23日に完成すると発表した。

同プロジェクトは、「在宅緩和ケアの推進」と「高齢者が最後まで安心して暮らせる場所の提供」を目的として、事業主が自ら所有する北海道恵庭市の約2万2,000㎡のうち約6,000㎡を開発し、サービス付き高齢者向け住宅棟、クリニック棟、デイケア棟の3棟を1つの敷地に集約する形で計画したもの。
北海道内では希少な緩和ケアセンター的機能を有した複合医療施設となる。
20170620三井ホーム

事業主の医療法人社団緩和ケアクリニック・恵庭(北海道恵庭市、柴田岳三理事長)は、「高齢者にとって住み慣れた木造建築物と木のもつぬくもりは、心身のケアにつながる」との想いから、3棟全て木造での建築を希望。
医療施設系建築の経験を豊富に有する同社グループの三井ホーム北海道が建築を受託した。

同医療法人は、北海道における緩和医療の先駆者として、2010年緩和ケアクリニック・恵庭を開設。
恵庭市を拠点に、訪問診療など一般在宅療養患者の支援をはじめ、がんや難治性疾患などによる辛い痛みに対する症状の緩和ケア(ホスピスケア)、セカンドオピニオンを含めた治療法や治療場所など、各種相談に応じている。
同物件では、広い敷地を活かし、在宅で24時間緩和ケアを提供できる医療・看護・介護施設に加え、サ高住を整備することで緩和ケアセンター的複合施設を目指したという。

「恵庭コミュニティービレッジ ピッセ」の建築地は北海道恵庭市白樺町3丁目22-1、23-1、24-1。
敷地面積は、高齢者住宅棟が3,386.85㎡、クリニック棟が
1,639.67㎡、デイケア棟が921.50㎡。
延床面積は高齢者住宅棟が997.54㎡、クリニック棟が244.65㎡、デイケア棟が251.69㎡。
階数は高齢者住宅棟(26戸)・クリニック棟が2階建、デイケア棟が平屋。
工法は木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)。

日時: 2017年6月20日 10:00

 

 

 

ICFも介護施設も、全ては医療スタッフの質があってこそ・・・・当院は”医療の質”にこだわっていきたいと思っています・・・・(内覧会に誘って頂いた西○さん、ありがとうございました、金曜日自分は行けないですがお願いしますね)